テクノロジー

急加速するAI(人工知能)で消えゆく危険の職業とは

AIに奪われそうな仕事のイメージ

AI(人工知能)という言葉をニュースで耳にしない日は無いと言って良いほど、最近私たちの生活で当たり前に利用されるようになってきたAI(人工知能)。日々進化を続けて、AI(人工知能)は様々な分野で活用されています。

メディアでは、「10年後に無くなる仕事」などというAI(人工知能)の発達によって無くなる危険がある職業の特集をよく目にしますよね。自分の仕事は大丈夫なのか、、、将来就職や転職はできるのか、、、と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

この先AI(人工知能)に奪われる危険のある仕事というよりも、AI(人工知能)が代わりにやってくれる仕事という意味で前向きにとらえながら、それにどう自分たちが対応していくのかを考えて準備していくようにすれば、私たちの生活は今よりもより便利に、そして豊かになっていくはずです。

それでは、AI(人工知能)によって消えてゆく職業についてお伝えします。

オズボーン准教授の研究結果

マスコミのイメージ

そもそもAI(人工知能)によって仕事が奪われる危険があるということをなぜ思うようになったのでしょうか。それには、メディアで有名になったオズボーン准教授の研究が関係しています。

野村総合研究所はオズボーン准教授との共同研究により、10~20年後に日本国内の601種類の職業において、約49%がAI(人工知能)やロボットに代替される危険があるという推計結果を試算しました。この研究結果において、特別な知識やスキルが必要とされない職業や、データの分析などの職業については、AI(人工知能)で代替される危険性が高い傾向にあることがわかったのです。

このオズボーン氏の研究結果が発表されてから、マスコミは国民の半分が失業する大変な事態が起こるというように大騒ぎをしたため、国民は不安ばかりを感じるようになってしまうのですが、実際にはこの研究にはいくつかの間違えがあったことが判明して、今は反論を主張している学者の方が多くなっています。

49%という数値は間違っていても、10年~20年後にはAI(人工知能)が私たちの職業の代替となる危険があることには違いなく、この研究によって、私たちがAI(人工知能)に関心を持ち、危機感を持つようになったことは良かったことでしょう。

では、具体的にどのような職業がAI(人工知能)によって奪われる危険があるのでしょうか。ランキング形式で見ていきましょう。

AI(人工知能)によって奪われる職業ランキング

飲食カウンター接客係のイメージ

  1. 小売店販売員
  2. 会計士
  3. 一般事務員
  4. セールスマン
  5. 一般秘書
  6. 飲食カウンター接客係
  7. 商店レジ打ち係や切符販売員
  8. 箱詰めや積み下ろしなどの作業員
  9. 帳簿係など金融取引記録保全員
  10. 大型トラック・ローリー車の運転手

11位:コールセンター案内係、12位:乗用車・タクシー・バスの運転手、13位:中央官庁職員など上級公務員、14位:調理人、15位:ビル管理人

以上がオズボーン氏の研究を元にマスコミなどで言われているAI(人工知能)に奪われる危険がる職業ですが、今でも既に採り入れられているものや実験段階のものもあるので、この辺は納得ですよね。

1位の小売販売員は、現在コンビニやアマゾンなどが実験的に無人の店舗を展開しており、近いうちに実用化するでしょう。これは6位の飲食カウンター接客係や7位の商店レジ打ち係や切符販売員も同様です。

2位の会計士も、最近ではクラウド会計ソフトが多くなってきて、銀行口座やクレジットカード情報など入力しなくても勝手に仕分けをしてくれるようになっていますし、経営戦略のアドバイスまでしてくれるようになっています。こちらも9位の帳簿係など金融取引記録保全員も同じです。

3位の一般事務員は会計士のように、いろいろなソフトやアプリが進歩しているので手入力作業などの必要が無くなっている分、必要性が無くなってきています。4位の一般秘書もまた同様。

4位のセールスマンは、ロボットがセールスに回るのは考えにくいですが、ネット販売がさらに普及していくと店頭での販売が少なくなるという意味ではセールスマンは減少するでしょう。

8位の箱詰めや積み下ろしなどの作業員は、アマゾンの倉庫などで現在かなり無人化が進んでいますが、細かい作業以外はほぼ機械でできるようになっています。

10位の大型トラック・ローリー車の運転手や12位の乗用車・タクシー・バンの運転手は、現在自動運転技術の試験段階で、これも数年内には実現可能でしょう。

これらのように、単純なルーチン作業やマニュアル化できる作業はもちろんAI(人工知能)が得意な分野ですが、最近では単純ではない作業もビッグデータの解析によりルーチン化が可能となってきています。それが2位に入っている会計士のような仕事。ビッグデータの解析ができるようになったことによってAI(人工知能)がこのような職業も奪っていく危険は避けられなくなったことは恐ろしいことです。

一昔前までは、弁護士や会計士になれば生活は安泰と言っていましたが、今はそうはいかなくなってきてるのが現状で、AI(人工知能)の方がそういった仕事は早く正確にこなしてくれるので、使う側からすれば安くなって便利ですが、、、

だからと言って、全ての弁護士や会計士がいなくなるわけではありません。今パラリーガルがやっているような資料整理の仕事はAI(人工知能)がやった方が効率良いでしょうが、裁判でAI(人工知能)が弁護をしたり判決を下したりするのは違いますよね。

 

未来の社会イメージ

このように、AI(人工知能)の発展によって代替されていく危険のある仕事は様々ですが、いかがでしたでしょうか。

未来のことは誰にも分りませんから、どうなるかはその時になってみないとわからないものです。でも、10年後にどうなっても臨機応変に対応できるように今から準備をしておくことはできますよね。

昔、産業革命が起きたときに機械の打ちこわしが起きましたが、結局一時的に仕事を失った人も新たな仕事に就けていますし生活水準も上がっています。今回のAI(人工知能)による革命も同じことで、機械が私たちの代わりに仕事をしてくれるようになってくれることは良いことで、生活を便利で豊かなものにしてくれるでしょう。

AI(人工知能)に仕事を代替される危険があることは事実ですが、そのときに私たちは本来人間がするべき仕事とは何なのかをもう一度考え、人間として満たされた生活ができるように準備をすることが必要とされています。

参照元 AI(人工知能)に奪われる仕事、危険な職種は…?
機械に奪われそうな仕事ランキング1~50位!会計士も危ない!激変する職業と教育の現場

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