あなたの人生を左右するAI面接官!?その名は…SHaiN(シャイン)!!
…どんな仕事をするかによって、人生って大きく変わりますよね。一日の大半を仕事して過ごすのがフツーの社会人ですから、就活は生き方そのものを決める一大行事とも言えます。
そんな一生を大きく左右する仕事…ついにその選考過程にAI(人工知能)がガッツリ入ってきてしまいましたーー!!え…?人間に好かれる方法も全然わかんないのに、AIにも好かれなきゃいけないの…?(T_T)
その答えはYESです。今のところ日本ではまだAI面接で即入社という使い方まではされていませんが、このSHaiNによるAI面接を攻略しないことには、人間の面接官にすら会えない時代がキテしまったのです!!
「面接なんか受ける予定ないからヘーキ」と涼しい顔をしている人も油断なりませんよ。今やっている仕事がいくら素晴らしくても人間関係がサイコーでも、その仕事がいつまであるか、会社がいつまで存在しているかわかりませんからぁぁ!!怖いですねー怖いですねー<煽
ここで一句。
「就活は ある日突然 やってくる」
…季語なし御免。
そんなわけで今回は、AI面接システムSHaiN(シャイン)の攻略法を考察します!いざ就活でAI面接となった時に慌てふためかないように、SHaiNを手玉に取って明るい未来を手に入れちゃいましょう!AIなんかに負けちゃいられませんよー!おー!
「いつでもどこでも面接」できるSHaiN
「面接」と聞くと、緊迫した空気の中お偉方に囲まれて緊張した、苦い思い出が蘇ってくる…という人は多いですよね。「面接」とは日常とはかけ離れた空間で行われる企業と求職者のお見合いもどきです。陰キャな自分は封印して、陽キャとして燦然と輝かねばならぬ幻想空間での戦いなのです!
ところがどっこい!(←古)自宅でスマホの前に座り、背筋を伸ばしてAIが投げかける質問に笑顔で答えていく…これが最新のAI面接システム「SHaiN」による面接風景なのです。しかも面接を受けた後は詳細なレポートで「この人はこんなタイプの人ですよー」と人物分析までしてくれちゃうんですよー!うぬぬ!余計なことをー(泣)
はたしてAI面接官に「困ったらとりあえず笑っとけ攻撃」は通用するのでしょうか…?さっそくSHaiNによるAI面接の様子を見てみましょう。
ご覧のように、SHaiNはスマホ使用で「いつでもどこでも面接できる」ことが大きな特長です。このAI面接システムを開発したのは、タレントアンドアセスメント社で、SHaiNは「優秀な人材を獲得したい、人材を流出させたくない」という企業の切なる願いに応えるべく登場しました!
AI面接システム「SHaiN」を知ろう
システムのことを知ろう
ここでは、基本となるSHaiNのシステムを見ていきましょう。
- 企業に応募した後に届くメール内のリンクから、スマホに「SHaiN」アプリをダウンロードする
- 自分に都合のいい時間や場所で、メール内の「本人認証へ進むのにはこちらをタップ」から「SHaiN」アプリを立ち上げAI面接を受ける
- スマホ中のSHaiNのAI(人工知能)が面接官となって質問をする
- 面接の様子は録画される
- 面接時間は短い人でも60分、質問は約100問
- 答えに応じて次の質問が変わり、AIと対話しながら面接が進む
- 様々な質問を通じて面接評価に必要な情報が集められる
- 面接後には、詳細な面接評価レポート*が作成される
- 採用担当者は録画された面接と面接評価レポートを見て、求職者の合否を決める
SHaiNが作成する面接評価レポートは、性格や能力の傾向を11項目に分け、それぞれ10点満点で採点して総合評価も加えて詳細に分析する。レポートは1人分が9ページで分析項目は次の通り。質問項目①バイタリティ②イニシアティブ③対人影響力④柔軟性⑤感受性⑥自主独立性⑦計画力
観察項目①インパクト②理解力③表現力④ストレス耐性
スマホが使えない求職者用に、SHaiNをペッパー君に搭載して面接するという使い方もできる。スマホ画面を見ながら話をするよりも、ペッパー君が目の前にいる方が話しやすそう。
どんな質問をしてくるの?
次にSHaiNがどんな質問をするのか見てみましょう。
- どのような活動に力を入れてきたのですか?活動が複数ある場合は、最も力を入れていたことについてお話しください。
- 力を入れて熱中してきた活動の、内容と期間を教えてください。
- なぜその活動を始めようと思ったのですか?
- ゼミや部活、サークル活動、アルバイトなどで、とても苦労したことや困難な状況を乗り越えたという経験はありますか?「はい」か「いいえ」でお答えください。
- その苦労や困難はどのような状況だったのですか?
- なぜその困難を乗り越えなければならなかったのですか?
- なぜそのような配慮や工夫をしたのですか?
- そのような配慮をした理由について、もう少し詳しくお話ください。
- その提案をしようと思った理由を、もう少し詳しくお話ください。
SHaiNのメリット・デメリット
次にSHaiNによるAI面接と一般の面接を比較して、メリットとデメリットを見ていきましょう。
面接時間 | 時間帯 | 面接場所 | |
一般の面接 | 10〜15分 | 早朝・深夜は不可 | 会社所在地 |
SHaiN | 40〜60分 | 24時間365日可能 | 世界中どこでも |
こうして比較するとメリットだらけに見えますよね。
求職者からするとわざわざ出向く必要がないので交通費もかかりませんし、自分の都合で面接する時間も自由に決められます。就活時間の削減にもなり、一日に複数の会社面接を受けることも簡単ですよね。働きながらの就活もラクラク!海外にある会社の面接だって手軽に受けられるので、まさに就活の革命と言えるのです!
採用側からしても多くの求職者と面接できますし、面接日程のためにスケジュールを調整する手間も、面接キャンセルもなくなります。それにAI面接なら、採用担当者の「この人は意欲があり真面目に働いてくれそうだ」などという勘のような部分をきちんと数値化できるので、曖昧になりがちな採用基準を明確にできます。
それに面接でよくある次のようなシーンにも効果的です。
AI面接ならこのようなムダ時間を減らすこともできます。録画された面接データを見てNGなら即終了しちゃえますから~!
他にもメリットはたくさんありますが、ここでSHaiNのデメリットにも触れておきましょう。
- スマホ相手にリアクションもなく話し続けるのが苦しい
- 自宅でスーツを着ることに違和感がある
- 自宅というリラックスした空間で適度な緊張感を維持することが難しい
- 質問の意図がわからなかった時、聞き返すことができない
- 相手の反応が見えないので、自分の話した内容に対する改善ができない
- 会社や採用担当者の雰囲気を見ることができない
- ボタン操作をミスすると、イマイチな面接データが送られることがある
SHaiNに勝つ方法
これまでの情報を踏まえて、AI面接システムSHaiNに勝つ方法を標語仕立てで考えてみます。いざ!唱えてみよ~!
一、スマホの前には人がいる!通常の面接と心得て服装、背景、雑音に注意せよ!
一、スマホに自分がどう映るか確認せよ!エラソーに見えない角度を探せ!
一、感じのいい笑顔を作るのは基本中の基本!カメラ目線で俳優になるべし!
一、言いたいことの要点をまとめ、論理的に話せ!AIは空気を読まない!
一、結論を先に!質問に対する明確な答えを!回りくどい言い方は伝わらない!
一、カンペを使うなら動画に映らない範囲に!目線に注意!
一、AI面接に挑む前に、自分で面接動画を撮り他人にチェックしてもらえ!
一、AIに分析されるより前に自己分析してから挑め!「人間力」を高めろ!
一、ボタン操作のミスは痛恨のミスとなる!慌てるな!
一、今回ダメでも仕事は星の数ほどある!泣くな!忘れろ!すぐ次へ!
…AIに関係ない標語が紛れている気がしますが、お気になさらず☆
まとめ
さて今回は、AI面接システム「SHaiN」に勝つ方法を考察しました。いつでもどこでも面接できる「SHaiN」はとても便利ですが、人間の面接とはひと味違った注意点がありましたよね。最後に大事なポイントをふり返ってみましょう。
- カメラにどこまで映るか考え、周囲の環境を整える
- 服装、姿勢、態度は人間による面接と同じように意識する
- レンズの位置を確認して、カメラ目線で話す
- スマホの充電状態、声の大きさに気をつける
- AIをスムーズに納得させられるよう、論理的に話す
- リアクションがない状況で、話し続けることに慣れておく
- 事前に面接姿を動画に撮り、他人にダメ出ししてもらう
- スマホの操作ミスをしないよう事前によく確認する
- ごまかし笑いは効果がないので、嘘のない人間力を磨く
このようにAI面接で気をつけるポイントはたくさんありますが、結局のところ「SHaiNの向こう側には人間がいる」ということを忘れずに、ステキな笑顔をはさみつつ誠実に対応することが一番大切ではないでしょうか。
あなたの就活の結果がお祈りされないようお祈りしております〜!!