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AIによる働き方改革!あなたの仕事はどう変わる?職種別活用事例

従業員のイメージ

AI(人工知能)活用による働き方改革が注目されていますよね。AI(人工知能)が業務もたらすメリットが非常に多いことが注目されている理由です。

例えば、今まで行ってきた業務の一部をAI(人工知能)が行うことで、人間の作業時間が減少し業務負担が軽減されます。また、AI(人工知能)が熟練者の技術を学習することで、特定の業務に詳しくない人でも熟練者と同じレベルの作業が行えるように。AI(人工知能)による業務効率化は、従業員の長時間労働の軽減や高い技術力の継承に役立つでしょう。

このようにAI(人工知能)による働き方改革が行われ、業務の効率化や質の向上が実現すると、私たち労働者のモチベーションも今よりも上がること間違いありません。

そこで今回は、そんなAI(人工知能)を活用した働き方改革の事例を職種別に紹介します。

AIによる工場自動化ロボットへの訓練で、製造職の働き方改革

ロボットアームのイメージ

まずは、AI(人工知能)による製造職の働き方改革を紹介しましょう。

株式会社ファナックは日本の電気機器メーカーで、アーム型のロボットが大活躍してくれます。ですからロボットが製造現場で働いてくれるなら、人間は楽なんじゃないのかと思いますよね。

しかし、現実はロボットが活躍する現場でも人間による作業は多いのです。
例えば、ロボットがエラーを起こした場合、エラーの原因と解決策を考えるのは人間。また、目の前にある部品から正しいパーツを選択できるようにロボットに学習させるのも人間の役割でした。

しかし、そんな手間のかかる作業にファナックは、AI(人工知能)を組み込んだツールを導入。このツールによって、ロボットに学習させる作業時間が削減できます。

具体的には、まず、たくさんの部品の写真が写った画面から、ロボットに取り出してほしい部品をタップして選択します。この部品の選択作業を繰り返すことで、ロボットは特定の場面でどの部品を取り出せばよいのかを効率的に学習できるのです。

さらに複数のロボットにも同時に同じ内容を学習させられるので、ロボットへの訓練時間が大幅に減少しました。

道路の欠陥チェックを行うAI登場!土木工事関連職の働き方改革

道路のイメージ

ところで、自動車やバイクが多く通行する道路に破損・ひび割れが生じてしまうと、大きな事故につながる可能性がありますよね。

従来、道路の欠陥チェック作業は、人間が目視で行っていました。そのため、作業員の作業時間は長く身体的労力も大きなもの。さらに人による目視なので、道路の不具合に気づかず見逃してしまう可能性もありました。

そんな中、道路チェックにAI(人工知能)が導入されたことで、土木工事関連職員の働き方改革が実現しました。

NTTコムウェアが開発した路面調査システムでは、AI(人工知能)が道路のひび割れや穴などの不具合を検出します。人間が車に乗って市販されているビデオカメラで路面を撮影すると、AI(人工知能)が自動判定するため、人間による作業はかなり軽減されます。
しかもAI(人工知能)の判定レベルは、熟練者の目視レベルに近い高精度。GPS機能も搭載されているので、道路の不具合がある場所も特定できるのです。

この路面調査システムでは、熟練者が目視確認した大量の道路画像をディープラーニング技術によって学習しています。実際に道路を撮影した映像をディープラーニングに入力。AI(人工知能)は学習したデータに基づいて映像から不具合を判定する仕組みです。

AI(人工知能)が物件検索!不動産営業職の働き方改革

不動産のイメージ

お客様に最適な不動産を探し出し案内するのは、不動産会社の営業職にとって重要な業務ですよね。

しかし、お客様から聞き逃しのないように希望条件をヒアリングして、希望に沿った物件を探し出す作業は時間も労力もかかってしまいます。

そこで期待されているのがAI店員を採用する働き方改革です。

レオパレスが導入した「レオパレスAIカウンター」では、AI店員がお客様への1次対応を行います。「レオパレスAIカウンター」を使えば、お客様は店舗まで出向く必要がありません。

例えば、パソコンやスマホから「お部屋を探す」「入居中のご質問」「その他のご質問」が可能。「お部屋を探す」場合、AI店員に住みたいエリアや家賃などを伝えると最適な賃貸物件が提示されます。
従来の物件検索と異なる点は、音声でもAI店員と会話できる点。お店に行って人間の店員と会話するのと同じように、家にいながら声で会話できるとあってお客様にも好評です。

そして、AI店員がお客様との1次対応を行うため、営業担当者はAI店員では答えられなかった詳細な質問や2次対応に集中できます。営業担当者の業務が効率化され、残業が多くなりがちな営業の仕事も負担が軽減されていくでしょう。

AI(人工知能)による選考サポートで人事の働き方改革

人事のイメージ

最後にご紹介するのは、毎年多くの学生からエントリーを受ける大手通信事業者ソフトバンク。

今、多くの企業は新卒採用を行う際、まずは学生からエントリーシートと呼ばれる自己アピール文を受け取りますよね。このエントリーシートの数はソフトバンクでは毎年約3万件で、人事がエントリーシートを読む作業だけでもかなりの時間と労力を要していました。

そこでソフトバンクは、AI(人工知能)を新卒採用の第1次選考に採用し、人事の働き方改革を実現。

具体的には、AI(人工知能)が数万件のエントリーシートを読み取り自動判定を行うことで、エントリーシートを読んで判別する人事の時間と労力を削減したのです。

これによって人事は、エントリーシートによる選考に通過した学生の面接に十分な時間を確保できるようになりました。面接は実際に学生の適性や考え方をつかむために重要な業務です。大切な学生との面接に人事が時間をさけることになるので、従来よりも的確に優秀な人材を確保が行えます。

また、ソフトバンクがこだわっているのはAI判定の精度。熟練した人事担当者と同じレベルでエントリーシートによる選考が行えるように、実際に熟練した人事担当者が確認したエントリーシートを教師データとしてAI(人工知能)に学習させました。

そのため、AI(人工知能)によるエントリーシートの選考は、熟練した人事担当者と同じレベルでの判定が行えます。ソフトバンクが採用したAI(人工知能)による選考は、人事担当者の業務を効率化し業務負担を軽減するため、今後も人事の働き方改革に役立つでしょう。

 

AIを活用するイメージ

今回は、AI(人工知能)による働き方改革の事例を職種別に紹介しました。AI(人工知能)の活用によって、多くの職種において業務効率化と業務負担の軽減が期待できます。

工場の組み立てロボットに対して今までは、どの工程でどのような部品をロボットが取り出すかを人間が一つ一つ学習させていかなければなりませんでした。しかし、AI(人工知能)を導入することで、簡単に複数のロボットに学習させられるようになり、業務負担の軽減に成功。

道路の不具合チェックも従来は人が目視で行っており、多くの時間と労力が必要でした。そこで、AI(人工知能)を取り入れることで、人間の目視に頼らなくても熟練の作業者と同じレベルでAIが道路の不具合を判定できるように。

また、お客様の希望に沿った物件を探し出すのが営業職の重要な業務で、お客様の要望をヒアリングして物件を見つける作業は大変な時間がかかります。しかしレオパレスが導入したAI店員は希望物件のヒアリングなど1次対応を行うため、営業担当者の業務負担は軽減しました。

そしてソフトバンクは、新卒採用の際のエントリーシートをAI(人工知能)に読ませています。AI(人工知能)が大量のエントリーシートから選考を行うため、人事担当者は学生の適材適所を見極めるための面接に時間を費やせるようになりました。

このように、多くの職種でAI(人工知能)による働き方改革が進んでいます。ですから、このような事例に目を向け、私たちの働き方を見直し、AI(人工知能)の力で働き方改革に取り組んでいけると良いですよね。

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