テクノロジー

AI(人工知能)の発展は止まらない!新たに生まれる仕事を調べてみた

楽しい仕事のイメージ

AI(人工知能)の発展により、私たちの生活はより便利になっていますよね。例えばスマートスピーカーの一般家庭への普及によって、私たちの声かけひとつで電話をかけられたり、照明をオンオフできたりと、ますます暮らしやすくなっていると実感することも多いでしょう。

その一方で、AI(人工知能)が私たちの仕事を奪い、失業率が増加するのではと不安を抱いている人もいます。確かに、現在でもすでに単純な事務作業やカスタマーサポートなどの仕事は、人間の代わりにAI(人工知能)が行ってくれている企業も多いです。

しかしながら、AI(人工知能)がルーティンワークや単純作業を引き受けてくれるおかげで、私たちはより専門的な仕事に集中して従事することができるようになるのではないかという意見も聞きます。そこで今回は、AI(人工知能)の発展によって、新しく誕生する仕事を紹介しましょう。

新しく生まれる仕事その1 散歩・会話の相手

散歩のイメージ

AI(人工知能)の進化や活躍と同時に、私たち人間がより長く生きる時代になってきました。現在では自宅で過ごす時間が長い高齢の人でも、買い物や銀行などの用事で出かけた際には、誰かと会話することも多いでしょう。

しかし、近い将来、コンビニや薬局、銀行の窓口業務などもAI(人工知能)が行うようになれば、高齢の人が人と話す機会は減ってしまう可能性があります。

実は、良く話しをする高齢者は、ほとんどの時間を独りで過ごす高齢者よりも長生きすると言われています。つまり、人間が元気に長生きするためには、人との交流が不可欠ということ。

そこで期待されているのが、一緒に散歩して楽しく会話をしてくれる相手です。

一緒に散歩するといっても、実際に並んで歩いて会話するというわけではありません。なんと、高齢の人と一緒に散歩たり会話をしたりしてくれる人自身は、自分の家にいながら高齢の人に付き添えるのです。

例えば、ペッパー君のようなロボットをイメージすると分かりやすいでしょう。ペッパー君が高齢の人の横を歩いてくれて、高齢の人の話し相手になってくれます。そしてペッパー君の向こう側には本物の人間が。

つまりペッパー君のようなロボットが1台あれば、ヘルパーさんを待たなくても遠方にいる人と楽しく会話しながら散歩に出られるということです。

新しく生まれる仕事その2 道路と空路の管制官

ドローンのイメージ

近年、自動車の自動走行の実現に向けて多くの企業が研究開発を続けています。そして自動運転車の自動運転はAI(人工知能)の重要な仕事

しかし、一体いつになったら自動運転車が普及するのか疑問に思っている人もいるでしょう。実は、トヨタ自動車は2020年の東京オリンピックで運転手不要の自動運転車を披露すると発表しています。だんだんと自動運転車の実現に近づいてきましたよね。

さらに、ドローンによる荷物の宅配サービスも世界中で実用試験が行われています。

もしもドローンによる輸送が実現したら、私たちが通信販売で購入した荷物が今までよりも早く自宅へ届くようになるでしょう。

近い将来、ドローンが自宅まで商品を届けてくれるようになるのが、とても楽しみですよね。

このように、自動車の自動走行やドローンによる荷物の輸送が当たり前となる時代に備えて、各地では道路と空路の両方を管理しなければなりません。

その役割を果たすのが、道路と空路の管制官です。
常に道路と空路を監視し、自動走行車やドローンの流れを制御することで、人々の安全を守るのが管制官の大切な仕事。

さらに、AI(人工知能)のプラットフォームに関する知識も必要で、悪天候や障害物の発生など、予期せぬトラブルにも臨機応変な対応が求められるため、管制官の仕事は非常に高度であるといえるでしょう。

新しく生まれる仕事その3 ボイスデザイナー

ミキサーのイメージ

スマートスピーカーの普及によって、私たちは音声アシストが搭載された機械と会話ができるようになりました。しかし、まだまだクセのある言い方をしたり、方言を使ったりすると、機械が正確に聴き取ってくれないことも多いでしょう。

そこで期待されているのがボイスデザイナーという仕事です。
ボイスデザイナーには、私たち一人ひとりに最適な会話をデザインし、SiriやAlexaのようなバーチャルアシスタントとのやり取りをスムーズに行えるように調整する役割があります。

私たちは一人ひとり、独特な話し方をして、様々な方言を使いますよね。

ボイスデザイナーはそんな個性ある人間が心地よく快適にバーチャルアシスタントと会話ができるように、音声システムのアクセントや話し方などを最適化します。

このように、現在ではまだ機械的に感じるSiriやAlexaなどの話し方も、ボイスデザイナーによって私たち人間一人ひとりに合った話し方に最適化されていくでしょう。そのため、ますます本物の人間と会話しているような自然なやりとりが行えるようになっていきます。

バーチャルアシスタントとフレンドリーに方言も交えて会話できるようになったら、今よりもっと楽しくスマホやスマートスピーカーが使えそうですよね。

新しく生まれる仕事その4 スマートホームデザイナー

スマートホームのイメージ

AI(人工知能)やIoTの発展により、住宅のあらゆるモノがインターネットにつながり、スマートスピーカーによってほとんどの家電を音声で操作できるようになりつつあります。

そのため、スマートホームテクノロジーを有した住宅の設計が行えるデザイナーが必要とされていくでしょう
例えば近年では、パナソニックが自宅の屋根に取り付けた太陽光発電と電気自動車の充電器を連携させました。スマートホームの中核機器に組み込まれたAI(人工知能)が翌日の天気予報から太陽光発電の余剰電力を予測し、余剰電力が発生する場合は自動で余剰電力を使って電気自動車に充電を行うという仕組みです。このようなスマートホームの連携システムをデザイン・設計するのもスマートホームデザイナーの重要な仕事。

さらにスマートホームデザイナーは、

スマートホームテクノロジーを住宅に適用したいと考えている顧客に対して、どのような機能を必要としているかヒアリングをします。そして、CADを用いてイメージを作成し、顧客に提案。さらにスマートホームではあらゆる機能にAI(人工知能)が組み込まれているため、スマートホームデザイナーとして仕事をするためには、AI(人工知能)についての理解も必要です。

住宅設計の知識とスマートホームテクノロジーの知識を併せ持つスマートホームデザイナーによって、これからますます便利で暮らしやすい住宅が誕生するでしょう。

 

楽しく仕事をしているイメージ

さて、今回はAI(人工知能)の発展によって新たに生まれる仕事を紹介しました。

AI(人工知能)の発展によって近い将来、スーパーやコンビニのレジや銀行の窓口などが無人化されます。その一方で、高齢化社会が進み、高齢の人はますます人と出会う機会が減る可能性があります。そこで、ロボットを使って遠隔地からでも高齢の人に寄り添って会話をする職業が長寿のために大きな役割を果たすでしょう。

そして、自動運転車やドローン宅配が当たり前になる頃には、道路や空路の安全を維持するために管制官の役割も重要です。さらに住宅では、音声によって家電を制御するのが当たり前となりつつあるため、より快適に音声操作するために音声のデザイン・設定を行うボイスデザイナーにも注目が集まっています。

また、スマートホームテクノロジーを備えた住宅の需要も高まっているため、AI(人工知能)とIoTの知識を併せ持つスマートホームデザイナーの仕事もますます重要となってくるでしょう。

このように、AI(人工知能)が発展しても仕事はなくなりません。悲観的にならずに、これから生まれる新しい仕事にアンテナを向けて常に新しいことに取り組んでいきましょう。

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