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スマートホームって何だろう?IoTで家が便利になるは本当か徹底解説

スマートホームのイメージ

「IoTで便利で快適な生活」そんな新しい暮らしを家で送る時代が始まりました。

現代の日本ではどこに行ってもインターネットを利用できるようになりました。そしてインターネットを利用したIoTは、これから私たちが家で送る生活を大きく変えようとしています。

最近よくテレビなどでもIoTという言葉を耳にしますよね。IoTはこれからどんどん進化し普及していく技術です。

そしてIoTで新しい生活が送れるようになる家を「スマートホーム」と呼び、そこでは今よりも便利で快適な生活が待っています。

しかしIoTやスマートホームについて、まだまだ詳しく知らない方が多いのではないでしょうか。ですからこれから身近になってくるIoT、スマートホームについて気になりますよね。

そこで今回はスマートホームとIoTについて、そのメリット・デメリット及び実例を交えながら、私たちを待っている未来の生活についてお伝えしましょう。

そもそもスマートホームって何なの︖

スマートホームのイメージ

「スマートホーム」という言葉を初めて耳にする方でも、なんとなく「新型の家」というイメージは湧いてきます。

まさにスマートホームは私たちに新しい生活を提供してくれる次世代の家なのです。

ではそんな生活ができるスマートホームの秘密とは何でしょうか。

それはIoTやAI(人工知能)などの最先端テクノロジーで、家の中に設置されたセンサーや家電をインターネットで接続しコントロールできるシステムです。
スマートホームのシステムは大きく分けて「管理システム」と「デバイス」で構成されています。管理システムはデバイスをコントロールする機能のことで、スマートフォンやスマートスピーカーなどでデバイスを操作・管理するシステム。

デバイスとは管理システムで操作できる家の照明やエアコン、ロボット掃除機などの機器を指します。この2つのシステムがうまく機能して、私たちが便利で快適な生活を送れるようになる家がスマートホーム。

そして2つのシステムを円滑につないでいるネットワークがIoTです。
IoTとはInternet of Things(もののインターネット)の略で、モノ(家電など)がインターネットで通信することで、IoTでつながる家電をIoT家電と呼びます。

このIoT家電はデバイスになり、スマートホームでの私たちの生活を便利で快適にしてくれます。

2020年に入って続々と携帯キャリア各社が5G通信を開始しました。5Gとは新しい携帯電話の通信方式で、これからIoTの普及にともなって必要不可欠な存在になってきます。

例えばスマートホームになると、家中にある複数の家電をIoTでつないでコントロールするように。しかしそうなると現在も使用されている通信方式の4G(LTE)では、数多くのデバイスと接続するIoTに使用した場合に無理が生じてしまうのです。

そこで新たな通信方式として登場したのが5G。

5Gには大容量のデータを超高速で送受信できる特徴があり、4Gが接続可能なデバイス数より10倍のデバイスと接続ができるようになり、IoTでの円滑なデータ通信を可能にします。

そして5Gの開始が本格的なIoT時代の幕開けとも言えるのです。

さて、これからこそ普及が進んでいくIoTで新しい生活が送れるようになるスマートホーム。そのスマートホームで私たちが今まで以上に便利な生活を送れるようになる理由は、IoT家電が生活のアシストをしてくれるからです。

そしてスマートホームでの生活のコツはIoT家電と上手く付き合うことで、そのためにはIoT家電のメリット・デメリットを知っておく必要があります。

IoT家電のメリットとデメリット

スマートホームのイメージ

新しいモノが紹介される場合、便利で都合のいいメリットを強調してピックアップされることが多いですが、どんなモノでもメリットがあればデメリットもあり、それはIoT家電も同じです。

ではIoT家電と上手く付き合うためのコツ、メリットとデメリットについて紹介していきます。

IoT家電のメリット

IoT家電にはさまざまなメリットが挙げられますが、今回はその中でも分かりやすいメリットを3つ紹介します。

家の家電や設備の操作が簡単になる

テレビやエアコンなど多くの家電や設備はリモコンで操作できるようになっていますよね。

通常それらの操作はそれぞれに付属しているリモコンから行うので、家によってはリモコンが4、5台テーブルの上に並べられている家もあります。そして複数台もリモコンがあると、たまに必要なリモコンが見当たらなくなって探した経験がある人も少なくないでしょう。
しかしIoT家電であればスマートフォンやスマートスピーカーなどで、すべてのIoT家電の操作を1つのデバイスで行えるように。そのため「リモコンを探す」という面倒な経験をすることがなくなるでしょう。

節電効果

みなさんはテレビや照明のつけっぱなしで怒られた経験はないでしょうか。

しかしIoT家電の照明であればそんな経験をすることもなくなります。

IoT家電の照明は部屋やテレビの前から人がいなくなると、自動でオフにする設定が可能。そして家中の家電や設備を適切にコントロールできるようになるので、大きな節電効果を実現します。

防犯効果が高くなる

通常、家の玄関ドアを開けるためにはカギをカギ穴に差し込んで回して開錠しますよね。

しかしスマートホームの玄関ドアのカギは、カギが必要ないスマートロックです。スマートロックは自分のスマートフォンとスマートロックをオンラインで接続しているので、外出先からのドアの開閉や、玄関ドアに近づくと自動で開錠します。
そのため普通のカギよりも防犯効果が高くなり、これにネットワークカメラを設置すれば、さらにセキュリティ面が強化されます。

IoT家電のデメリット

IoT家電はインターネットに接続することで便利に使えるようになりますが、その反面でいちばん心配なのがサイバー攻撃です。

もしネットワーク環境の中でセキュリティのゆるい箇所があれば、そこをハッカーが突いてハッキングされる恐れがあります。そして個人情報流出などの被害を受けるかもしれません。
そのため「サーバー攻撃がある」という前提で、打てる手は打ってセキュリティ対策を万全に行いましょう。
そしてこの他に考えられるデメリットには、何らかの事象でインターネット回線やネットワークが不通になることや、停電やバッテリー切れでコントロールできない事態が考えられます。

このように、紹介した以外にもIoT家電にはいくつかのメリット・デメリットがあります。

しかし内容は違ってもIoT家電のメリットは利用者にとってお得なこと、デメリットは注意事項であることに違いはありません。現時点のメリット・デメリットは、今後の技術の進展によってメリットは新たに増えて、デメリットはクリアされている可能性も大いに期待できます。

家をIoT化した場合の実例

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ここまでの紹介でIoT化したスマートホームでは、私たちの暮らしが便利になるということがある程度分かっていただけたのではないでしょうか。

では実際にスマートホームで生活するようになると、私たちはどのような生活を送るようになるのでしょうか。

4つのIoT家電でスマートホームでの1日を見ていきましょう。

自動開閉カーテン

現在の生活だと朝起きれば自分でカーテンを開けるのが当たり前ですよね。

しかしスマートホームでは朝が来ると自動でカーテンが開きます。
これはAI(人工知能)や光を感知するセンサーの働きでカーテンが自動開閉する仕組みになっているからです。
そして夕方は日が沈むのに合わせてカーテンが閉まります。

スマートロック

先ほど少し触れたように、通常は玄関ドアを開けるためにカギをカギ穴に差し込んで回して開閉する動作をします。

しかしスマートホームでは玄関ドアのカギがスマートロックになるので、カギの締め忘れがないようにオートロックの設定や、帰宅時はIoTでつながっているスマートフォンをもってドアに近づけば自動で開錠します。

つまりスマートホームでは、これまで当たり前にしていたドアをカギで開閉する動作がなくなるのです。

外出先からも管理・操作できるIoTエアコン

外出先から帰宅すると家の中が「真夏は蒸し暑く」「真冬は震える寒さ」。こんなストレスと言える室内の状態を、毎年みなさんも経験しているのではないでしょうか。

スマートホームのIoTエアコンはスマートフォンで電源や室内の温度設定の遠隔操作ができます。

これまでも外出先から電源操作が行えるエアコンがありました。

しかしIoTエアコンには室内温度の上がりすぎや下がりすぎを確認できるモニタリング機能、節電を自動で行ってくれる機能が備わっています。そして常に室内を適切な気温に保ち、外出先から帰宅しても真夏や真冬の帰宅直後に味わう尋常じゃない室温にストレスを感じることはなくなるでしょう。

自動で点灯、消灯するIoT照明

これまでは家を出るときと帰宅時には、室内照明の電源をスイッチで押し切りするのが当たり前でした。

しかしスマートホームのIoT照明はスマートフォンのGPSを感知して、外出先から帰路で家に近づいてくると自動で照明が点灯し、反対に外出で家から離れると消灯します。そして在宅時は自動で日没を感知して点灯、照明の明るさもスマートフォンなどで細かな調整が可能です。

以上、スマートホームでの1日を簡単に紹介しました。

4つのIoT家電から見えてきたスマートホームでの生活は、これまで当たり前だった「カーテンを開ける」「カギでドアを開ける」「照明のスイッチを押す」などの動作が必要なくなっていますよね。

これまで普通に行っていたことがスマートホームの生活ではなくなってきます。

つまりIoT家電が私たちの代わりに、さまざまな日常生活の動作を務めてくれます。そのため私たちはスマートホームで生活するようになると便利な生活が送れるようになるのです。

まずはスマートスピーカーを導⼊しよう

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スマートホームでは間違いなく便利で快適な生活を送れるようになります。では我が家をスマートホームに改造するためには何から始めるといいのでしょうか。

まずスマートホーム化第1弾としておススメしたいのが「スマートスピーカー」です。

先ほどもお伝えしたようにスマートスピーカーは、スマートホームの中で管理システムを担ってくれます。

現在スマートスピーカーにはAmazonの「Echo(エコー)」やGoogleの「Google Home(グーグル・ホーム)」など、さまざまな種類が登場をしていますので自身に合ったスマートスピーカーを選んでください。

このスマートスピーカーとはAI(人工知能)スピーカーとも呼ばれており、インターネットに接続してAI(人工知能)が人間の発した音声を認識して、その言葉の内容に答えてくれるスピーカーです。

普段インターネットで調べ物やニュースなどを検索する場合、スマートフォンやパソコンを使用していますが、それらをスマートスピーカーに問いかけるとAI(人工知能)が答えてくれます。

例えば「明日の天気を教えて」とお願いすると、AI(人工知能)が明日の天気を音声で教えてくれたり、自分が聴きたい音楽をリクエストすれば、その曲を流してくれたりも。

そしてIoT家電とも連携でき、IoT家電のエアコンや照明、カーテンを音声だけで操作できるのでスマートフォンよりも大変便利です。

IoT家電を一気にそろえようとすれば、けっこうな費用が必要になりますよね。ですからIoT家電の司令塔になるスマートスピーカーから使い始めて、徐々に便利なIoT家電をそろえていきましょう。

家のIoT化が進んだ未来の⽣活とは

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この先時代が進むにつれて、どの家でも少しずつIoT化が進んでいくのは間違いないでしょう。

ではIoT化が進んで定着していけば、未来の私たちはどのような生活を送るようになるのでしょうか。

ストレスがへり、ゆとりある生活を送れるようになる

現在の生活では、これらのチョットしたことでも人間のストレスになり精神的な負担にもつながっています。

今回紹介した内容で「カギの掛け忘れ」や「リモコンを探す」などがありました。そしてみなさんは「カギの掛け忘れて焦り」「リモコンを探してなかなか見つからずにイライラした」という経験はないでしょうか。

この2つはちょっとした出来事ですが、明らかに人間にとってストレスになっています。

しかし家をIoT化したスマートホームでは、カギがスマートロックになるのでカギの掛け忘れはなくなり、IoT家電はスマートフォンやスマートスピーカーなどでまとめて操作ができるのでリモコンが必要なくなります。

つまり紹介した2つの出来事だけでなく、現在の生活の中にあるちょっとしたストレス要因はIoT化で少なくすることが可能です。

そして将来スマートホームが普及していけば、私たちはストレスの少ない生活を送れるようになっているでしょう。

またIoT化を進めると、これまで普通だった「照明のスイッチを押し切りする」「ドアのカギを回して開閉する」などの動作もなくなります。

それは同時に時間に余裕が生まれることになるので、IoT化された家では生活にゆとりが生まれ余裕ある暮らしが送れるようになるでしょう。

現代社会ではちょっとしたストレスが積み重なり、病気などのさまざまな問題につながっていますが、その解決策の一つになるのが家のIoT化ではないでしょうか。

つまり、IoT化した家での生活は人間にとってストレスが少なくなり、ゆとり増えていき今よりも便利で快適、そして健康で過ごせる生活になっていくと予想できます。

 

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自分の家をIoT化してスマートホームにすると、今よりも便利で快適な生活が待ってますよね。そしてその生活を実現するために欠かせないのがIoT家電。

IoT家電はインターネットに接続して、スマートフォンやスマートスピーカーでコントロールできます。

例えば玄関ドアのカギの自動開閉や、エアコンの室温調整、室内照明のオン・オフが在宅時だけでなく、外出先からもコントロールできるようになります。

このように家をIoT化すれば「家電の操作を集約できる」「節電効果」「防犯効果」などのメリットが得られるのです。しかし一方でサイバー攻撃や停電などで利用できなくなるデメリットも現時点ではあります。

ですがIoTはこれからのテクノロジー。技術開発が進んでいけば利用する側にとってメリットは増えて、デメリットは解消されることも期待できるでしょう。

ですから自分の家をスマートホームに改造していきたい方は、まずスマートスピーカーから始めてみましょう。

その理由はスマートフォンよりも音声操作できるスマートスピーカーの方がIoT家電を扱いやすいから。またIoT家電は高価なので一気にそろえるよりも、まずはスマートスピーカーを購入してインターネット検索などで音声操作に慣れてから、少しずつIoT家電を増やしながら家のIoT化を進めていくといいでしょう。

さあIoT時代はスタートしました。自分の家をスマートホームに改造するのは誰にでも可能なので、あなたもIoTで未来の生活を手に入れて充実した生活を送りましょう。

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