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スマートホームハブって何?スマート家電で知っておきたい3つのこと

スマートホームのイメージ

「スマートホーム」という言葉は、最近よく耳にしますよね。「電気をつけて」と音声で家電を操作したり、外出するときに自動でドアのカギを締めたりと、家の家電を自動で、音声で、スマホで管理できるようにすることです。

そして、家のスマートホーム化に欠かせないのが「スマートホームハブ」。

このスマートホームハブですが、この言葉を聞いたことがあるでしょうか。そして家をスマートホーム化するとどうなるのでしょう。

例えば、仕事や外出から帰り道、自宅に近づいたら家が勝手に電気やエアコンをつけ、ドアの前に立つとカギを自動で開けてくれて、中に入ると心地よい室温であなたを迎えてくれます。お風呂はすでに沸かしておいてくれていて、テレビをつけるのも、お気に入りの音楽を流すのも機械に話しかけるだけ。

「あ~疲れた。アレクサ、YouTubeで面白い動画流して」

「OKグーグル、カーテンを閉めて、アラームを7時にセット、それと会議の資料を持っていくとリマインドしといて」

そんな近未来SF映画のワンシーンのような生活ですが、すでにGoogleやAmazonといった大企業や各家電メーカーも、スマートホーム市場に勝つべくさまざまな商品をだしており、今や自宅をスマートホーム化している方も少なくありません。

エアコンも掃除機もドアも、すべてスマート家電でリモコンはもう押し入れにしまっている、数年後にはそれがあたりまえの生活になっているかもしれません。

さて、そこで今回は、あなたのご自宅にスマート家電を導入して、スマートホーム化する際に知っておきたい、「スマートホームハブ」というものについてお話ししましょう。

スマートホームハブで知っておきたい3つのこと

スマートホームハブのイメージ

まず、スマートホームハブはどのようなものでなにができるのでしょうか。要点を3つにまとめてみました。

  • スマートホームハブはスマート家電を操作する司令塔
  • スマートリモコンやスマートプラグと連携させて様々な家電を動かせる
  • スマートスピーカーにはハブ内蔵型があり、音声入力が可能

それではそれぞれを詳しく説明していきます。

スマートホームハブは司令塔

スマートホームのイメージ

「スマートホームハブ」には、聞きなじみのない「ハブ」という言葉がついていますが、スマートホームハブはザックリと説明すると、複数のスマート家電を一括コントロールする「司令塔」です。
例えば、エアコンの電源をつけたいとき、スマートホームハブが、あなたの音声やスマートフォンからの指示を読み取りエアコンに指令を出したり、あなたが家から出たのを検知してドアのカギを締めたりします。

つまりスマートホームハブの指示命令があって、それを受け取るスマート家電があってはじめて動くわけです。

逆を言うとこのスマートホームハブがないことにはスマート家電も普通の家電と変わらなくなってしまいますし、スマートホームハブだけあってもその指示を受け取り側がいないといけないということ。

スマートホームハブだけでは動かせないものも

スマートホームのイメージ

スマートホームハブを使ったらすべての家電が動くというわけではありません。

スマートホームハブと無線接続(Wi-Fiなど)されているスマート家電はハブから直接命令を下し、家電が動いてくれますが、スマート家電でないもの、無線接続ができないものなどはスマートホームハブの命令が受信できる環境を作る必要があります。

  • 例1:リモコン機能がある中継機(スマートリモコン)を経由して赤外線で照明やTVをつける
  • 例2:コンセントにそのまま取り付ける中継機(スマートプラグ)を経由して加湿器やコタツなどのON-OFFを操作する

つまり、動かしたい家電がリモコンで操作するものの場合はスマートホームハブから指示を受け取れるリモコンが必要です。そして扇風機や電気ストーブなどリモコンがないものの場合はコンセントにスマートホームハブの指示を受け取れるようにします。

スマートホームハブ内蔵スマートスピーカー

スマートスピーカーのイメージ

スマートホームハブを家電の一元管理する司令塔と考えるとあなたのスマートフォンやタブレットも、スマート家電やスマートリモコン、スマートプラグなどの中継機に命令を送り、アプリでTVやエアコンの操作ができますので、スマートホームハブといえますが、ここではスマートスピーカーに焦点をあてていきましょう。

AI(人工知能)が入っているスマートスピーカーは、Amazon Echo(アレクサ)やGoogle Home(グーグルアシスタント)などが代表的で、そのなかでもスマートホームハブ内臓の機種は音声入力で手を使わずにスマート家電や中継機に命令を送ることができます。

あの「アレクサ、エアコンつけて」や「OKグーグル、TVをつけて」ができるのです。

「これぞスマートホーム」とワクワクしてしまいますよね。

また、「おはよう」と言っただけで照明をつけて、お天気を読み上げ、エアコンを起動させるといったルーティンを設定したり、毎朝7時にカーテンを自動的に開けてもらうようにするといったことも可能。

他にもスマートスピーカーは、「明日の7時に起こして」とアラームを設定したり、「明日郵便局行くってリマインダーして」とリマインダーとして使ったり、ニュースを読み上げてくれたり、しりとりや占いまでできるようで、最近では話しかけるだけで寿司を注文できるようにもできるとか。

ちなみに、スマートスピーカーできることをスキルといいますが、今人気なのが「ピカチュウチャンネル」。これはポケットモンスターのピカチュウと会話できて、10万ボルトを出してくれたり、おはようやおやすみといった挨拶(鳴き声?)をしてくれるのです。

しかもAI(人工知能)は今後さらに発達していきます。AI(人工知能)の発達で、アレクサやグーグルアシスタントの機能が向上すると、より人間らしい発音で会話がきるようになったり、家中のいたるところで話しかけたりできるようになるかもしれません。

そうなるとますます家に専属のアシスタントが一人ついてくれているような感じになりますよね。

 

リビングのイメージ

今回は、スマートホームハブで知っておきたい3つのことをお話ししました。ここまで説明してきたスマートホームハブ、あなたと家電を見えない線でつなぎ、生活をもっと豊かにしてくれることは間違いないでしょう。

日常の動作を一挙に短縮してくれて、スマートフォンやスマートスピーカーやスマートリモコン、スマートコンセントなどと連携することで家電の操作はもちろん、その上でペットの見守り、転倒を感知して家族に連絡が入るようにしたり、室温を感知して自動的にエアコンが作動したり、一人暮らしをされている高齢者の方や、お留守番している子供の様子が安全に、安心して暮らせる生活も実現できそうですよね。

そして今後、モノのインターネット化IoT(Internet Of Things)が進むことで、様々な家具や家電がインターネットと繋がり、想像を超えるような便利なものがどんどん出てきます。そのまとめ役としてスマートホームハブは今後ますます重要なものになっていくでしょう。

私たちの生活は刻一刻を変化していき、どんどん便利で豊かになっています。冒頭にも書きましたが、近未来SFのワンシーンのような生活が身近なものとなりつつあります。その変化を楽しみ、近い未来、遠い未来のことを考えて、新しいものを取り入れながら、ワクワクしながら毎日を過ごしたいものです。

ドラえもんのような人型ロボットが来てくれる未来もそう遠くないかもしれません。

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