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そのまま使える超高精度!AI(人工知能)自動翻訳サイト3選

グローバルなイメージ

近年、多くの自動翻訳サイトでAI(人工知能)を用いたニューラル機械翻訳が使われるようになりましたよね。ニューラル機械翻訳とは、ディープラーニングを用いて自動翻訳を行う方法のこと。従来の自動翻訳と比較して、より人間による翻訳に近い流暢な訳文が仕上がるのが特徴です。

従来の自動翻訳では、例えば英文を日本語に訳した時に「不自然な文章だなぁ」と思われたことのある方もいるでしょうしかしニューラル機械翻訳を用いると、AIが単語だけではなく前後の文章をきちんと認識して翻訳するので、自然な訳が行えるようになりま

さらに、従来の自動翻訳では対応できなかった科学用語や医療用語など専門用語にも対応可能な自動翻訳が増えてきています。そこで今回は、今注目されているAI(人工知能)を活用した自動翻訳サイトを紹介しましょう

人が翻訳したような流暢な文章が魅力的な株式会社クロスランゲージ「CROSS-Transer」

英語のイメージ

株式会社クロスランゲージが開発・運用している翻訳サイト「CROSS-Transer」は、無料で使えるだけあって利用者の多いサービスです。会員登録が必要なくて誰でも使用できるので、使ったことがある人も多いのではないでしょうか。

CROSS-Transer」自動翻訳サイトでは、英語・ヨーロッパ言語・アジア言語など11カ国の言語と日本語双方向の翻訳が行えます。

さらに「CROSS-Transer」は、2018年にニューラル機械翻訳機能を追加しました。ニューラル機械翻訳機能の導入によって、一般会話やニュース文などの翻訳精度が大きく向上。現在は、従来の自動翻訳とニューラル機械翻訳(ベータ版)が使用できます。

まず、従来の翻訳方法で以下の例文を翻訳してみましょう。

In recent weeks, SpaceX successfully launched 60 Starlink satellites into orbit, and revealed that it has raised more than $1 billion in fresh funding in 2019.
  • 従来の翻訳
「ここ数週間には、スペースXはうまく60Starlink衛星を軌道に乗り出させて、2019年に新たな資金提供において10億ドル以上を増やしたことを明らかにしました。」

従来の翻訳でも、十分意味は分かりますよね。次に、ニューラル機械翻訳(ベータ版)を試してみます。

  • ニューラル機械翻訳(ベータ版)
「ここ数週間でスターリンクの衛星を軌道に乗せることに成功し、2019年に10億ドルを超える新規資金を調達したことが明らかになった。」

驚かれた人も多いのではないでしょうか。ニューラル機械翻訳は、そのまま新聞記事にも使えそうな高精度で翻訳させています。

このように、同じ「CROSS-Transer」という翻訳サイトでも、従来の翻訳とAI(人工知能)を使った翻訳では大きく精度が異なることが分かりました。

CROSS-Transer

Webサイト・スマホからも簡単翻訳可能な「Google翻訳」

googleのイメージ

Google翻訳は普段から利用されている人も多いですよね。

Google翻訳が対応している言語は、なんと100以上。他の翻訳サイトでは対応していない言語も簡単に訳せるのが魅力です。さらにGoogle翻訳では、テキストボックスにURLを入力することでウェブサイト全体の翻訳もできます。Word形式やPDFファイルなども丸ごとGoogle翻訳で訳しているという人も多いでしょう

そんな便利すぎるGoogle翻訳ですが、従来のフレーズベース機械翻訳からニューラル機械翻訳に移行することで、翻訳精度もかなりアップしました。Google翻訳がニューラル機械翻訳を導入したのは2016年。当初は日本語・英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・ポルトガル語・韓国語・中国語・トルコ語の8言語が対象でした。

ニューラル機械翻訳が利用できるのは、パソコン版ウェブサイトとAndroid/iOSアプリ。仕事中にパソコンを使って翻訳するのはもちろん、出先でもスマホを使って簡単に高精度の翻訳が行えると、ユーザーにも人気の高いAI翻訳サービスですよね

特に、当初ニューラル機械翻訳が導入された8言語は世界人口の3分の1が話す言語で、Google翻訳で利用される言語の35%を占めています。ですから2年前、AIを活用した高精度翻訳の実現は、多くの人の業務効率化に役立ったこと間違いありません。

現在でもたくさんの人が利用しているGoogle翻訳。現在では、スマホカメラで撮影した看板や飲食店メニューの文字の翻訳にも対応しています。

Google翻訳のAIによる翻訳やその他の便利な機能を今後も活用していきましょう。

Google翻訳

分野ごとの専門用語にも対応した高性能機械翻訳サイト「T-400」

専門書のイメージ

ここまでお話ししたように、多くの翻訳サイトや翻訳アプリにAI(人工知能)が導入され、翻訳の精度は大きく高まりました。先ほどご紹介した「CROSS-Transer」を使った翻訳文を見ても、ニューラル機械翻訳の高精度が分かりますよね

しかし、例えAI(人工知能)を使ったとしても満足した翻訳文が得られないことがあります。それは、医学や科学などの専門用語。通常の翻訳サイトで専門用語が混じった文章を翻訳すると、おかしな文章に翻訳されることもしばしば

実は、専門用語を正しく翻訳させようとすると、AI(人工知能)を使った機械翻訳エンジンに、きちんと分野ごとの専門用語を学習させなければなりません。しかし、一から専門用語のデータベースを作成するのは中々大変な作業です

そこで便利なのが、AI(人工知能)を活用した自動翻訳サイト「T-400」。「T-400」では、すでに各分野の専門用語のデータベースが作成されているので、自動翻訳する時に分野を選択しておけば、その分野に最適な翻訳文が作成されます。しかも、選択できる分野はなんと2,000以上。

さらに、利用者の社内で使用される専門用語や言い回しをデータベースに登録すると、AI(人工知能)が学習し翻訳に反映させます。

この自動翻訳サイトの仕組みはいたってシンプルで、ユーザーが自動翻訳を実行すると、オンラインでT-400のデータベースにアクセスします。データベースはユーザーが選択した専門分野に対応したものを選択し、さらにユーザーが登録した専門用語や言い回しがあれば参照。

しかし、専門用語を多く含んだ文章は機密情報を含むものも多いため、オンラインでの検索に抵抗のある人もいるのではないでしょうか。

その点、T-400」はISMS認証取得の設備を利用して外部からの不正アクセスから貴重なデータを保護しています。そのため、重要な社内文章を翻訳する際にも安心して使用できるでしょう。

T-400

 

ネイティブに喋れるイメージ

今回は、超高精度なAI(人工知能)自動翻訳サイトを3つ紹介しました。

従来の翻訳に代わりニューラル機械翻訳というAI翻訳を用いると、単語だけでなく文章も判断して翻訳するので、人間の翻訳家が訳したような流暢な文章が出来上がります。

CROSS-Transer」では現在、従来の翻訳とニューラル機械翻訳(ベータ版)の両方で翻訳を行えます。先ほど1文を翻訳した通り、両者の精度の違いは明らかですよね。ニューラル機械翻訳を使った翻訳文は、そのまま使用できるくらいの高精度です。

Google翻訳」はユーザー数トップクラスの自動翻訳サイト。ウェブサイトとスマホアプリにニューラル機械翻訳を導入することで、今までよりも効率的に翻訳作業が行えるようになった人も多いでしょう。

T-400」では専門用語データベースを活用するため、医学や科学分野などの専門用語の混じった文章も高精度に翻訳します。従来の翻訳では正確に訳されなかった専門用語も、「T-400」を利用すれば正確に翻訳できるのが大きなメリットです。

このように、AI(人工知能)による翻訳は私たちが簡単に利用できるようになっています。ですから「この文章わからない」となった時は気軽に自動翻訳サイトを利用していきましょう。

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