英語を勉強したいけど今は英会話に通う時間も余裕もない・・・というあなた。空いた時間に気軽に英語学習ができたらいいですよね。現在、人工知能(AI)で英語が学習できるサービスがたくさん作られ始めています。
最近、人工知能(AI)というワードをよく目にします。近年では音声認識の技術が、ディープラーニング(深層学習)の導入により飛躍的に進化し、スマートスピーカーやiPhoneに入っている「Siri」など、実はいろいろな場面でこの音声認識技術は使われています。
この技術は英語学習にも応用されていて、現在様々なサービスやアプリが誕生し、注目されているみたいです。自宅にいる時や、隙間時間にスマホ一つで実際に喋りながら英語を勉強できる時代になったのでしょう。今回は人工知能(AI)を使って簡単に英語学習ができる方法をお伝えしていきます。
ディープラーニング(深層学習)による人工知能(AI)の進化
初めにもお伝えしましたが、近年人工知能(AI)の技術進化により、翻訳精度と音声認識技術が劇的に上がっています。実は、人工知能(AI)や音声認識の技術はかなり昔からある技術ですが、2010年代前半からディープラーニング(深層学習)という技術が実用化され、飛躍的に性能が上がりました。
簡単に説明すると、コンピューターのデータ処理は「入力層」⇒「中間層」⇒「出力層」という三つの層に分かれていますが、ディープラーニング(深層学習)ではこの中の「中間層」を多層にし、情報伝達と処理を増やしています。これによって出力の精度や汎用性を上げたり、予測精度を向上させたりすることが可能になりました。
入力された文章や音声を、ディープラーニング(深層学習)で学習させた大量の情報を使って瞬時に翻訳するという仕組みで英語学習にも応用されているというわけでしょう。
なんだ、ただ翻訳するだけじゃん、、、と思った方もいるかもしれません。しかし、人工知能(AI)を使った英語学習でキーワードとなるのが「会話力」。人工知能(AI)を使った英語学習では、入力された情報から自然言語処理が行われ「自然な会話での返答」を行うことができるんです。
従来の英語の勉強といえば参考書を開いて単語を覚えたり、音声を聞いてリスニングの勉強をしたりと会話することはできませんでしたが、人工知能(AI)での英語学習では「会話力の学習」が可能となります。
実践的なサービスを二つ紹介
現在様々なアプリやサービスが作られ、利用している人も増えてきています。その中から二つ紹介しましょう。
「SpeakBuddy」
スピーキングの練習相手になるのはフレンドリーなAIキャラクター達。「挨拶」から「会議進行」など、初歩的な内容から仕事での実践的な内容までシチュエーション別に学ぶことができます。さらにはカリキュラムという項目もあり、なんと自分の英語レベルに合わせて自動的にカリキュラムを組んでくれて学ぶこともでき、本当に最近の技術ってすごいですよね。
会話の内容も初級⇒初中級⇒中級⇒中上級⇒上級⇒最上級と、どんどんレベルを上げていけるシステムになっているので、コツコツと続けていくとしっかりと英語力が付くでしょう。
「AI英会話ナンナ」
こちらは、Web上とアプリどちらでも利用できるサービスで、SpeakBubbyと比べるとより会話を意識したサービス。自分が話した内容に対してすごく自然で柔軟な返答をしてくれて、まるで本物の人間と会話しているような気分になりますよね。
自由に人工知能(AI)と会話ができるモードもあるので、ある程度英語力が身に付いたら暇つぶしでやってみるのも楽しいですよね。実際にやってみるとハマります。。。
※使ってみてハマったけど落ち込んだ話はこちら
いかがでしょう。近年の人工知能(AI)の飛躍的な技術向上によって、英語学習の形も変わり始めていますよね。人工知能(AI)による英語学習を始めるにはぴったりのタイミングでしょう。
自動翻訳機能の進化によって英語学習の必要性を疑問に思っている人たちもいますが、英語はできたほうがいいにきまっています。流暢に会話ができるようになると仕事やプライベートもより充実したものになるのは間違いありません。これから自動翻訳でどの言語でもコミュニケーションがとれるようになるといっても、「自分の言葉で伝える」ということの大切さは変わらないでしょう。
ちょっと難しくなってしまいましたが、純粋にやってみてください。人工知能(AI)を使った英語学習は本当に“楽しい”のでおすすめです。やってみる価値は大アリです。是非、この機会に試してみましょう。