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AI(人工知能)時代を生き延びる!将来なくならない仕事5選

仕事のイメージ

いよいよAI(人工知能)の時代が到来しました。AI(人工知能)時代になくならない仕事はどんな仕事なのか、やはり気になりますよね。

野村総合研究所の共同研究によれば、日本の労働人口の約49%が、2030年には技術的には人工知能やロボット等により代替できるようになる可能性が高いと推計されました。AI(人工知能)が人間の知能を超えるという「シンギュラリティ」について、レイ・カーツワイル氏は、2045年にその特異点を迎えると予言しています。

手順やルールが確立していて、臨機応変な判断が不要、単純で定型的な仕事はなくなっていくと言われています。AI(人工知能)時代になくならない仕事。それはいったいどんな仕事でしょうか?この記事では、AI(人工知能)時代になくならない仕事について、5種類の仕事をご紹介します。

人間がやることに意味のある仕事はなくならない

アスリートのイメージ

人間よりもはるかに速く走れる自動車が発明されても、陸上アスリートはいなくなっていません。将棋や囲碁はトッププロがAI(人工知能)に負けましたが、プロ棋士の仕事はなくなっていません。

このように、人間がその能力の限界に挑戦するような仕事は、それを見たいという需要が残る可能性が高く、AI(人工知能)時代になくならない仕事といえます。それでは、人間の能力ではなく、感覚を生かす仕事の場合はどうでしょうか。

人間のセンスが必要な仕事はなくならない

絵描きのイメージ

小説を書いたり、音楽を作ったり、絵を描いたりするような芸術的な仕事。三つ星の料理人や、伝統工芸の職人など、繊細な感覚が必要な仕事。最近では、小説や音楽を作成できるAI(人工知能)も登場しはじめましたが、まだ人間のつくったものには及びません。

このような、人間ならではの特殊な感覚や技能を発揮する仕事は、AI(人工知能)時代になくならない仕事といえます。では、AI(人工知能)自体に関わる仕事はどうでしょうか。

AI(人工知能)の開発や運用に関わる仕事はなくならない

開発するイメージ

AI(人工知能)自体に関わる仕事も、AI(人工知能)時代になくならない仕事といえます。

具体的には、

  • AI(人工知能)の研究を行う仕事
  • AI(人工知能)の学習に必要なデータを集め、用意する仕事
  • どんなAI(人工知能)をつくるか決めたり、設計したりする仕事
  • 実際にAI(人工知能)を開発する仕事
  • AI(人工知能)の実行環境を整えたり、運用したりする仕事

のような仕事です。

これらは、AI(人工知能)によって新たに誕生し今後増えていく仕事でもあります。また、AI(人工知能)を利用して何らかの意思決定をする仕事も、当面は人間が担っていくはずです。

ここまでは、どちらかというと一部の特殊な才能や特別な能力のある人向けの仕事でした。AI(人工知能)時代になくならない仕事は、普通の人向けには残されていないのでしょうか。

コミュニケーションや臨機応変な対応力が求められる仕事はなくならない

接客のイメージ

AI(人工知能)時代になくならない仕事は、一部の特別な人たち向けのものだけではありません。一般の人たち向けの仕事もたくさん残ります。

例えば窓口の仕事は、定型的な仕事として消える可能性が高いとされています。しかし、年金を受け取りにきたお年寄りの対応をする銀行の窓口の仕事、上京し地方に帰る人たちが切符を購入するため並ぶみどりの窓口の仕事を考えるとどうでしょう。ATMや自動券売機などを使い慣れない人もいますし、利用者とコミュニケーションする窓口の仕事は当分なくならないのではないでしょうか。

このような仕事としては、上記のほか、医療や介護の仕事、顧客を表情を見ながら営業をする仕事や、店舗で接客する仕事もあります。

現時点のAI(人工知能)には、感情に配慮したコミュニケーション力や、多種多様なリクエストに臨機応変に対応する対応力がまだ充分とはいえません。よって、これらもAI(人工知能)時代になくならない仕事といえそうです。さらに、AI(人工知能)の次のような弱点に起因する仕事も残るでしょう。。

AI(人工知能)を動作として実現するのが難しい仕事はなくならない

ロボットのイメージ

AI(人工知能)が何らかの処理をしたとき、その結果をディスプレイに表示するだけの場合があります。囲碁や将棋の次の一手のようなものです。ところが、処理結果に対してなんらかのアクションを行う必要がある場合があります。

たとえば、災害救助ロボットを自動で動かしたいならば、AI(人工知能)で周囲の状況を把握し、必要な動作を決定し、さらに実際に動作しなければならないわけです。階段の上り下りや障害物の除去や人間の保護など、人間であれば自然にできる動作が、AI(人工知能)を搭載したロボットでもできるとはかぎりません。

ロボットの犬のおもちゃは人気ですが、人間の顔に似せた革をかぶせたロボットはまだ不気味に見えたりします。AI(人工知能)だけでなく、周辺技術の成熟が必要なのです。

このように、AI(人工知能)の処理結果等を動作として実現するための技術がまだ未発達の分野の仕事は、なくならないと言えます。

 

仕事のイメージ

いかがでしたでしょうか。AI(人工知能)時代になくならない仕事について、さまざまなイメージをお持ちいただけましたよね。この記事では、AI(人工知能)時代になくならない仕事について、5種類の仕事を提示しました。

  • アスリートや棋士など、人間がやることに意味のある仕事
  • 芸術家など、人間のセンスが必要な仕事
  • AI(人工知能)の研究や開発や運用など、AI(人工知能)に直接関わる仕事
  • 営業系や医療系など、コミュニケーションや臨機応変な対応力が求められる仕事
  • 高度なロボット技術など、AI(人工知能)を動作として実現するのが難しい仕事

数百年先はわかりませんが、10年程度の近未来であれば、AI(人工知能)時代でも、現在人間が行っている仕事の半分以上がなくならないで残っているでしょう。

AI(人工知能)が進化していくにつれて、将来的になくなる仕事もあれば、なくならない仕事もあります。AI(人工知能)がするには難しく、人間だからこそできる仕事を見つけていくことが大切です。それがつまり、AI(人工知能)時代になくならない仕事といえるでしょう。

ダーウィンは進化論のなかで「なぜ、絶滅する種と生き残る種がいるのか?」という問いに対し、「環境に適応していた種だけが生き残る」を答えとしました。AI(人工知能)の時代に生き残るのは、やはりAI(人工知能)に適応した人なのでしょう。将来仕事を続けるために、そのような人を目指していきましょう。

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