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AI革命が世界を変える!私たちの日々の生活への影響とは?

AI革命が世界を変える!私たちの日々の生活への影響とは?

第三次AI(人工知能)ブームの現在、AI(人工知能)はスマホやスマートスピーカーなどの様々な商品だけでなく、医療、交通、製造部門などの様々な現場への適用も進んでおり、既に私たちの生活に欠かせない技術になっていますよね。AI(人工知能)は現在の情報革命(情報技術による社会変革)を推し進める「本命」ともされており、近年では情報革命はAI革命とも呼ばれています

情報革命というと、コンピュータやインターネットなどをイメージされるかもしれませんが、AI(人工知能)による情報革命、すなわちAI革命は今までの情報革命とは異なり、私たちの生活に大きな転換をもたらすものと予想されています。

ということで、今回はAI(人工知能)革命が私たちの日々の生活へもたらす影響とはどのようなものなのか、ついて一緒に考えてみましょう。

ただし、AI(人工知能)革命について考える前に、そもそも「革命」とは社会にどのような変化・変革をもたらすものなのか、過去の革命の事例として、「農業革命」と「産業革命」が私たちの生活や社会にどのような影響をもたらしたのか、について確認していきます

それではまず最初に、紀元前1万年頃に起こった農業革命について見てみます。

農業革命なくして現在の文明社会は存在しなかった

エンドウのイメージ

農業革命とは、日々の食料を狩猟に頼る生活から、植物を栽培することにより、人類が自らの手で食料を生産するようになった変革のことです。

私たちにとって「農業」というと食料を生産する技術として、当たり前すぎてあまり意識したことのない技術かもしれませんが、実は現在の私たちの文明社会は農業革命なくしては存在しなかった!とも言えるんです。

農業革命により得られた豊かな食料により、人類は飢えから解放されると共に、その余った食料の他者への配分が可能になったことから、農業に従事する必要のない人々、例えば、農具などのモノ作り職人、軍人、宗教家、芸術家、学者、役人などを生み出すことができました

農業革命前の人類は「全員」が「毎日」、野生の動植物の狩猟や採集をしなければ生きてゆけないという、まさに、全員が「その日暮らしの生活」を送っていましたが、農業革命は人類に安定した食料生産、定住生活と集団・組織化、さらには様々な職業や役割を与えることにより宗教、学問、芸術などを生み、最終的には国家を誕生させるまでになったのです

(参考)人類が進めてきた農作物の改良について
農業技術は、人類がそれこそ数千年レベルという長い年月をかけて、様々な工夫と改良を重ねてきた人類にとって極めて貴重なノウハウなんです。ここでは分かりやすい例として、エンドウの栽培方法の改良についてご紹介します。
野生のエンドウはサヤから種(豆)を地面にはじけさせることにより次の世代につなげてゆきますが、突然変異により種(豆)を地面にはじかないエンドウ(エンドウとしては致命的!)を見つけた人類は、このエンドウを持ち帰り栽培を始めます。同じく種(豆)を地面にはじかず、しかも、豆の大きいエンドウを選抜して栽培を繰り返す、という長年の努力を重ねることにより、原種の10倍の重さにまで改良できています。
エンドウ以外の例としては、直径2.5cmの原種のリンゴ、実になる部分が2cm弱しかない原種のトウモロコシから長い年月をかけて改良した事例があります。

それでは次に産業革命について確認しましょう。時代は紀元前1万年から、一気に18世紀に移ります。

産業革命により世界は工業中心の社会へ

工場のイメージ

18世紀のイギリスで起こった産業革命は、紡績機(当時イギリスの主要貿易品であった綿製品を製造する機械)などの機械の動力源を、従来の「馬などの家畜や人間の筋力」から「蒸気機関」に切り替えることにより、「手作業による生産」から「機械による生産」へ変革することができました。

動力源として蒸気機関を活用することにより生産効率が格段に向上し、人間の手足だけでは到底作れないほどの大量生産が可能となりました。当時(1820年代)のイギリスの工業生産量は、世界の工業生産量の実に半分(約50%)を占めるまでになり、「世界の工場」と呼ばれるようになりますが、その後はイギリスだけでなく世界中が「農業中心の社会」から「工業中心の社会」へと転換してゆくことになります。また、蒸気機関は工場機械の動力源以外に、蒸気機関車や蒸気船などの移動手段も人類にもたらし、さらには道路、線路および高層ビルを作り出すことを可能にしました。

(参考)産業革命による人々の生活への影響について
イギリスでは産業革命によりマンチェスター、バーミンガム、リヴァプールなどの都市が誕生し、都市への人口集中が発生します。工場で働く多くの労働者が生まれることにより、通勤ラッシュ、時間給、時間厳守の考え方や休暇といった、現在の私たちにも馴染み深い生活スタイルや仕事に対する考え方が生まれたのも産業革命の影響によるものです。
また、狩猟時代から農業時代までは筋力の点で男性が女性を上回っていることから、男性が労働、女性は子育てと家事という役割分担になっていましたが、産業革命により女性でも工場労働が可能となったため、社会への女性進出が始まったのもこの時代からなんです。

ここまでは農業革命と産業革命がもたらした影響について見てきました。農業以外の職業を生み出すことにより最終的には文明社会さえも生み出した農業革命、また、蒸気機関という新たな動力により工業社会を生み出した産業革命、いずれも人類に非常に大きな影響をもたらした「革命」であったことが分かりますよね。

前置きが長くなりましたが、それでは次に、農業革命と産業革命に続く第三の革命、AI(人工知能)革命について見ていきましょう。

AI(人工知能)革命により仕事や社会が変わる!

AI革命のイメージ

とはいうものの、AI(人工知能)革命は現在進行中のため、先にご紹介した農業革命や産業革命のように、その影響などを現時点で具体的に述べることはできません。ここでは、AI(人工知能)革命が私たちの生活におよぼす影響について、現時点で考えられる範囲で自由に考えてみましょう。

まず、これはほぼ間違いないと思われている点は、産業革命では「蒸気機関」が「私たちの手足」に代わって活躍してくれたように、AI(人工知能)革命では「AI(人工知能)」が「私たちの脳」に代わって活躍してくれる、ということです。つまり、AI(人工知能)が私たちに代わってモノゴトを判断したり、様々な装置を使いこなすようになるわけですが、ただしそうなってしまうと、いずれ私たちの仕事をAI(人工知能)がすべてうばってしまうのではないか、といった心配の声を良く聞きますよね。

では実際にその影響はどんな形で現れるのか、まず最初に、AI(人工知能)革命による私たちの仕事への影響について考えてみましょう。

AI(人工知能)革命により、誰でも好きな仕事ができるようになる!…かもしれない

イラストレーターのイメージ

前回の産業革命では多くの人々が機械に仕事を奪わてしまいましたが、これは一時的なもので、機械化に伴い別の新たな仕事が生まれたため、仕事が奪われたのではなく、人々の配置転換が行われる結果となりました。つまり、人々は産業革命により生まれた、新たな仕事に従事することになったのです

現時点ではAI(人工知能)革命によって生まれる新たな仕事について想像できないため、どうしても不安な気持ちになってしまいますが、AI(人工知能)革命でも同じようなことが起こると考えられており、AI(人工知能)に多くの仕事がうばわれてしまい世の中が無職の人であふれかえる、ということにはならないようです

それどころか、逆にAI(人工知能)革命が私たちの「仕事」を大きく変えてくれるのでは?と期待されている点があります。それはAI(人工知能)革命により「誰でも好きなことを仕事にできるようになる」のではないか、ということです。

忙しいイメージ

現在社会で働いている人の中で、本当に自分が好きな仕事に従事できている人は少なく、不本意ながら現在の仕事に甘んじている、という方がほとんどですよね。

しかしながら、今後AI革命によりAI(人工知能)がモノゴトを判断したり、様々な装置を使いこなすことにより「面倒だけれど誰かがやらなければならない仕事」をすべて対応してくれれば、私たちはそれぞれが好きな仕事を通して世の中に貢献できる社会になるかもしれません

また、会社に所属していない個人であっても、ネットやSNSを通して、その人が好きな仕事を通して生み出したモノやサービスの流通が進めば、会社という組織のあり方も大きく変わってしまう可能性もあります

AI(人工知能)革命後の社会にはブラック企業なんて存在しませんし、私たちは会社にしばられることもなく、誰でも好きな仕事ができる社会になっているかもしれません

仕事を楽しむイメージ

さて、様々な点で人類の能力を超えつつあるAI(人工知能)ですが、残念ながら現地点では愛情や思いやりの気持ちを持つことはできません。ということは、AI(人工知能)では対応できない、思いやりが必要とされる仕事(愛情や思いやりの気持ちを活かせる仕事)こそ、今後の私たち人類が取り組むべき仕事です

AI(人工知能)革命により、思いやりが必要とされる仕事で活躍する人が増える!…かもしれない

思いやりのイメージ

ところが現状はというと、日々の忙しさのためか、私たちは愛情や思いやりを持った行動は、あまりできていませんよね。どうやら私たちは、とにかく努力して成果を出さなければならない、人の価値は仕事の成果で決まる、といった産業革命によりもたらされた仕事観に洗脳されてしまっているのかもしれません

研究によると、余命いくばくかの人々が最後に思うことは、もっと懸命に働くべきだった、ではないことが分かっています。愛する人や親しい人たちと一緒に過ごす時間をもっと持つべきだった、あるいは、どれだけ相手のことを大切に想っていたか、感謝の気持ちをもっと伝えるべきだった、というように、相手を思いやる気持ちの大切さを強く思うようになるようです。

AI(人工知能)革命により、例えば介護士の肉体的につらい作業をロボットが代行してくれるなど、AI(人工知能)が面倒な作業をすべて代行してくれるのであれば、介護士、医療スタッフ、小中学校の教師、ソーシャルワーカー(社会福祉士など)などの、思いやりが必要とされる仕事で活躍する人が増えるでしょうし、今後は増やさなければならない可能性があります

今後、愛情や思いやりが必要な仕事は人類が担当し、重労働あるいは面倒な単純作業はロボットが担当する、といった役割分担が進めば、産業革命による仕事観の洗脳から、私たちはやっと解放されるかもしれませんね

思いやりのイメージ(2)

さて、ここまでは私たちの仕事への影響について見てきましたが、もちろん、すべての人が好きな仕事で活躍したり、思いやりのある仕事にチャレンジする、なんてことはないかもしれません。なかには働きたくない人や、あるいは何らかの理由により働けない人もいるでしょう。また、今後予想される年金支給額の減少のことを考えると、やっぱり私たちは老後も死ぬまで働き続けなければならないのか、と不安になってしまいますよね。

実は、AI(人工知能)が私たちに代わって働くことにより、充分なお金を生み出してくれるため、「ベーシックインカム」が実現できるのではないか、という意見があります。

AI(人工知能)革命により、私たちは働かなくても良くなる!…かもしれない

働かなくても良いイメージ

ベーシックインカムとは、政府がすべての国民に対し、最低限の生活を送るのに必要な現金を、年齢・性別等に関係なく定期的に支給する、という制度です。

現在の日本の予算範囲内でベーシックインカムを実施した場合の一人あたりの支給額は、研究者の試算によると7万円程度と言われています。家族4人であれば28万円/月の支給となります。

ベーシックインカムが提供するのは最低限の生活を送るのに必要な金額ですので、もっと現金が必要であれば自分が好きな仕事で稼ぐこともできるんです。(参考:生活保護の場合、働いた分だけ支給額が減らされてしまいます)

なお、ベーシックインカムについて議論する際に必ず課題として挙げられる、国民に支給するお金をどうやって確保できるのか?という財源問題については、生産性が人類よりはるかに高いAI(人工知能)が稼ぎ出すお金で解決できる、と期待されています

AI(人工知能)革命により、最低限の生活で構わないのであれば、それこそ働かなくても良い社会が実現できるかもしれません。

希望のイメージ

以上、今回はAI(人工知能)革命が私たちの日々の生活へもたらす影響とはどのようなものなのか、一緒に考えてきました。

  • 農業革命なくして現在の文明社会は存在しなかった
    紀元前1万年頃に起こった農業革命は、人類に安定した食料生産、定住生活と集団・組織化、さらには様々な職業や役割を与えることにより宗教、学問、芸術などを生み、最終的には現在の文明社会を誕生させるまでになりました。
  • 産業革命により世界は工業中心の社会へ
    18世紀のイギリスで起こった産業革命は、蒸気機関という新たな動力により、世界中を農業中心の社会から工業中心の社会へ転換を進めることにより工業社会を生み出しました。
  • AI革命により仕事や社会が変わる!
    1)誰でも好きな仕事ができるようになる!…かもしれない
    2)思いやりが必要とされる仕事で活躍する人が増える!…かもしれない
    3)私たちは働かなくても良くなる!…かもしれない

最後にご紹介したベーシックインカムにより、今後AI(人工知能)が生み出す大きな「富」を世の中に配分できるため、(働きたくない人は)働かなくても良い社会が実現できると期待されています。はたして本当にそのような社会が来るのか、ちょっと信じられないような気がしますよね。

確かに、今後のAI(人工知能)の進歩により、AI(人工知能)が大きな「富」を生み出す可能性はありますが、ここで「富」を「食糧」に置き換えてみると、既に現代社会は世界中を養うのに十分な量の「食糧」を生み出せているのに、世の中にうまく配分できていない、という現実もあります

これは私たち人類の課題かもしれません。とはいうものの、今まで人類は農業革命に始まり、より良い社会の実現に向けて様々な努力と改善を重ねてきましたし、現在の社会は過去のどの時代よりも確実に良い社会になっているのも事実で、AI革命が社会をさらに良い方向へ変革できることは、もう間違いありません

AI(人工知能)革命は、過去の農業革命や産業革命のいずれよりも大きな変革であるとも言われています。私たちは今、まさにこの変革のまっただ中にいることを理解したうえで、AI(人工知能)に関する情報を常にチェックしながら、この大変革に乗り遅れないようにしたいですよね!

 

(参照元)
ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」上巻(草思社) [ 農業革命、エンドウの改良について ]

 

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