AI(人工知能)とファイナンス

詐欺に注意!AI(人工知能)トレードを始めるときの注意点3つ

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AI(人工知能)に関する技術の進歩は本当にすごいです。少し前であれば人間がやっていたことも、AI(人工知能)によって人間以上の精度とスピードで行われるようになりました。

実はその中にはAI(人工知能)を使ったトレード、AI(人工知能)トレードも含まれています。ですから、株や仮想通貨の投資の際に、この便利なAI(人工知能)トレードを始められるようにしていきたいでしょう。

しかし、AI(人工知能)トレードは詐欺などのニュースを目にして心配に感じることもあります。初心者であれば、なおさらそれを不安に感じて一歩踏み出すことができませんよね。

そこで今回は、AI(人工知能)トレードを始めていく際にどのような点を気を付けていけばよいのか、また、業者によっては詐欺的なAI(人工知能)トレードがあることなどの注意点を3点お話します。そして最後に、AI(人工知能)トレードだけでなく、投資を行う上での最も大切なポイントをお伝えしましょう。

AI(人工知能)トレードの実情を知っておく

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まずはじめに、AI(人工知能)トレードを始める際には、AI(人工知能)トレードが現在どのように使われているのかその実情を知っておくべきです。そうしていけば誤った認識でAI(人工知能)トレードを始めることが防げるでしょう。

それではまずは、AI(人工知能)トレードの実情を説明していきます。

AI(人工知能)を使ったトレードで最も世間を騒がせたニュースといえば、米国の証券会社ゴールドマンサックスのものが有名ですよね。なお、このニュースというのはゴールドマンサックスで500人いたトレーダーが大幅に解雇されたもの。

結果としてトレーダーは3人しか残らず、変わってコンピューターであるAI(人工知能)がトレードを行うようになったのです。このニュースはあの大手証券会社がAI(人工知能)トレードを導入したと話題になりましたが、やはりそれほどまでにAI(人工知能)トレードというものは効果的であるのでしょう。

もちろん、これに関してはトレーダーに変わりエンジニアを大量雇用しているので、人員構成が変わっただけだとみる人もいるかもしれません。ですが、間違いなく時代が変わったと感じられるのではないでしょうか。

ただし、このようにAI(人工知能)トレード使っているのはまだまだ一部の話。

大手の投資銀行などであればこのような転換に資金を投入して行うことができますが、小規模なところではそれほどの資金力もないためAI(人工知能)トレードを行うのはむずかしいものです。

それはなぜかというと、AI(人工知能)トレードを行うには優秀なエンジニアを雇い、アルゴリズムの更新をしていかなくてはならないから。

なおこれをを怠ってしまうと、相場の変化についていくことができないため、利益を上げ続けることができません。実際、先ほどお話ししたゴールドマンサックスではそのためにエンジニアを大量雇用してます。

では、資金力などで劣る小規模のところがどうしているのでしょう。それは、AI(人工知能)技術をトレードに導入しているところがほとんどです。それはロボアドバイザーがこれに該当します。

なお、ロボアドバイザーとは大別すると以下のようなもの。

  • 投資に対しての助言を行ってくれるもの
  • 助言だけでなく運用も行うもの
タイプ的には上の2つであり、簡単な質問や投資に対する許容度を設定すれば簡単に始められるため、投資の知識がない初心者でも投資ができると人気になっています。そのため、最近ではCM等でも目にすることが多いですよね。

以上をまとめると、AI(人工知能)トレードを行っているのは現在は一部の大手のみで、それ以外ではロボアドバイザーのようなAI(人工知能)技術をトレードに導入しています。これがAI(人工知能)トレードの実情です。

AI(人工知能)トレードを謳っていても実は詐欺であることもある

詐欺のイメージ

ここまではAI(人工知能)の実情について説明しました。本当の意味でのAI(人工知能)トレードを行っているのは一部の大手だけであるので、巷でみるようなものについてはほとんどがAI(人工知能)技術をトレードに導入しているということがわかりましたよね。

しかし、これらには詐欺を目的とした悪質な業者もいるにはいます。そのため、AI(人工知能)トレードを謳っている業者の中には以下のような注意すべきです。

その詐欺の手法は以下のようなもの。

  1. 実はAI(人工知能)トレードではない
  2. 見かけ上は高利回りであるとみせている
  3. 実際にはポンジスキーム

それぞれを解説していくと、

1AI(人工知能)技術を使っているだけなのに、AI(人工知能)トレードを行っていると宣伝しているもの。
これに関してはAI(人工知能)の発達により、AI(人工知能)という言葉が便利に使われているため、生じているという側面もあります。このような手法には、どのような仕組みでトレードを行っているのかをよく確認して、本当にAI(人工知能)トレードなのか確かめていけばよいでしょう。

そうすれば本当にAI(人工知能)トレードなのか区別がつきます。

なお、AI(人工知能)トレードでなく、AI(人工知能)技術をトレードに導入したものでも利点はあるのでよく理解した上で使っていけばプラスとなります。

次に、2に関しては演出的に高利回りを謳っている業者がいるということです。
例えば運用実績をよくみていると、たまたまその年度が上昇しているだけであるのに、AI(人工知能)トレードの実力であるとアピールしているなんてことも。また、よくみていくとAI(人工知能)トレードの効果がないのに、高いリターンがありましたと宣伝している業者もいます。

このような業者は、知識がない、投資の初心者などを欺くためにやっていますので、運用実績などについては本当にそうなのか確認してください。

最後に、3のポンジスキームに関しては完全に詐欺目的で行っているものです。
このポンジスキームというのは第一次大戦後のアメリカの詐欺師が行った手法で、簡単にいってしまうと自転車操業のこと。高配当、高利回り謳いながら実際はトレードを行わずに、配当分を新規の顧客の資金などから捻出していくものです。

実例としてはナスダックの元会長バーナード・L・マドフが行ったものが有名で、世界中の富豪が騙されました。

AI(人工知能)トレードを謳っている業者によっては、これを行っている悪質な業者もいますので、あまりにも高い利回りのものなどは避けたり、免責事項などをよく読んでポンジスキームでないか確認しましょう。もしポンジスキームを行っている業者に投資していまえば、お金は帰ってこないので慎重に考えてください。

以上、注意すべきものや悪質な手法を行っている業者がいることをしっかりと理解しておきましょう。なお、基本的に詐欺に引っかかればお金は返ってきません。したがって、大切な資金を失わないように気を付けることが大事です。

基本的な投資の知識を身に着けておく

投資のイメージ

ところで、AI(人工知能)トレードやAI(人工知能)技術をトレードに導入したものは、投資の初心者であっても利益を上げられます。しかし、だからといって基本的な投資の知識が必要ないわけではありません。

なぜなら、投資にはメリットやデメリットがあり、場合によっては損をすることもあるから。また、先ほど説明したように、悪質な業者は投資の知識がない初心者などをターゲットにしています。ですから、そのような業者であるか見抜くためにも知識は必要です。

その知識というのは以下のようなもの。

  • 投資とギャンブルの違い
  • それぞれの投資のリスクについて
  • 投資の手法についてなど

上についてはあくまでも一例であり、実際に投資を行うのであれば日々勉強していきましょう。そうしていけば悪質な業者に引っかかることはないでしょうし、AI(人工知能)トレードやAI(人工知能)技術をトレードに導入したものが、どのように投資しているのかを理解できます。

そして納得してAI(人工知能)トレードを始めるためにも基本的な投資の知識を身に着けてください。

 

安心のトレードのイメージ

それでは最後に、投資を行う上での最も大切なポイントをお伝えしていきます。

それは、投資というものは自己責任であるということです。

もちろん詐欺的な投資であれば非は業者にありますが、だからといってお金が返ってくることほとんどなく泣き寝入りすることも多いです。また、詐欺でなくても投資をしていく上では損をするリスクが必ずありますので、最終的な責任は投資を行った自分自身にあるということ。

これに関してはAI(人工知能)トレードであっても同じです。

基本的にAI(人工知能)というものは突発的な事故や天災を予測することができません。そのため、AI(人工知能)トレードは不確定性を持っており、絶対に損をしないということはあり得ないものなのです。

ですから誰かが助けてくれることはないと考えて、本当に投資すべきなのかを慎重に考えた上で投資することを決めてください。そうしていけば詐欺的な業者に投資をしてしまうようなことは極力避けられます。

それでは、今回お伝えした注意点3つに気をつけた上で、AI(人工知能)トレードを始めましょう。

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