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人工知能がど下手な私の絵をプロの画家みたいに変えてくれた!

人工知能がど下手な私の絵をプロの画家みたいに変えてくれた!

絵って上手に描こうとすると難しいですよね。線一本をどうやって描くか、また色をどうやってつけていくか・・・というのを悩み始めると止まらない!という人も多いでしょう。かくいう私は小学生時代に絵画教室に通っていたのですが、全然絵がうまくなれずに挫折してしまいました。そして絵を描くたびに「なにこれ(笑)」と笑われた経験もしばしば・・・。きっと世の中には、私と同じような苦い経験をした人も多いはず。

だからこそ、タルミホさんのような手書きでササッとデザイナーさんは本当にすごいなぁ〜なんて感じちゃいました。またそえさんもデザイナーではないのですが、絵が描けるのでアイコンを自作しています。

まえだまえだ
まえだまえだ

あぁ〜デザインとか絵がかける人ってうらやましいな!私には遠い世界だわ・・・(白目)

ところがそんな下手くそな絵を人工知能(AI)がプロみたいに仕立ててくれるツールがあるとのこと!例えばただぐちゃぐちゃな線を書いただけなのに、描きたかったであろう図形を提案してくれたり、画家さんの特徴や描きたいニュアンスを察してくれて色やニュアンスを付けて、新しい絵を作ってくれたりしてくれるのだとか。

まえだまえだ
まえだまえだ

これは絵がど下手くそな私にとっておきのツールなのでは・・・!

そしてその結果、人工知能(AI)が描いてくれた絵がなんとプロみたいな仕上がりになりました!一体何が起きたのか、そもそもそんな魔法みたいなツールがどんなものなのか、皆さんも気になっているはず。

そんなわけで今回は、「人工知能(AI)が私の下手くそな絵をアレンジしてプロ仕様になしてくれる」ツールのすごさをお伝えしていきます。

人工知能(AI)に「絵が下手くそ」って言われました・・・

お絵かきバトル

これだけ「私は絵がど下手くそ」と言っているのですが、「え〜そんなことあるんかいな」「それ謙遜なんじゃないの?」と疑問を抱く人もいるはず。そんなことはありません。ということで、まずは実際の画像を見てもらいつつ客観的に人工知能(AI)に絵のでき具合を判定していただきましょう。

今回使ったのは、「お絵かきバトル」というアプリです。このアプリではお題に合わせて描いた絵を人工知能(AI)が判定してくれます。ちなみに、絵を描く制限時間はなんと60秒しかありません!つまり結構急いで描き上げないといけないので、なかなかハードなアプリとなっています。とはいえ、色をつけたり複雑なことはないので、だいたいサクサクっと描けば、だいたい30秒ぐらいあれば大丈夫ですのでご安心ください。

※現在はiPhone・iPad・iPod版のみ提供しています

さっそく起動して出てきたお題は「サメ」。自分的には歯のギザギザした感じも含めてこだわったつもりなのですが・・・

サメ

なんか変だ。歯がギザギザしているけど謎の角が生えているし、ちっとも魚の形をしていない。そしてその結果は・・・

サメの採点結果

・・・9点って!本当にひどい!ちなみにこのアプリは「もちうさ」といううさぎみたいなキャラクターが判定してくれます。見た目はなかなかかわいいのですが、コメントとしては

もちうさ
もちうさ

磨けば光るタイプだね。サメにしては少し形が違いませんか?!一緒に絵の勉強をしていこう!

とありました。そう、もちうさは見た目がかわいいのにコメントは結構手厳しいんです

あれ、でも「サメ」って魚みたいな形してません?私の記憶違いかな・・・それにしても「磨けば光るタイプ」ってフォローされているけれども、人工知能(AI)にもサメと認識されないなんて、あぁ辛い。(ちなみにサメの絵はこちら↓)
サメ(模範)

ということで、悔しくなって、さらにもう1回やってみました。今度のお題は「カニ」。さあ描いてみよう!と意気込んだのもつかの間、「カニ」ってどんな感じだったっけ・・・と思い出すも一苦労。そういえば昔中学校で美術の授業で写生やったけれども、特徴をつかんで絵に再現する、というのが苦手だったことを思い出しました。しかも線で書くのは結構難しい。そしてできあがったのがこちら!

カニ

うわぁ、なんだこれは。「カニ」に似ているとはお世辞にも言いがたい・・・!だいたい「カニ」なのに点と棒のつなぎ合わせな感じ、とても雑だなぁ、と反省点がたくさん出てきました。やっぱりうまく描けないよう・・・(泣)

そして結果は・・・

カニの採点結果

なんと26点。はい、これにて人工知能(AI)にも「絵が下手くそ」だと判定されました。そして判定の文もなかなか辛いコメントが並びました。

もちうさ
もちうさ

落書きレベルと言ったら悪いデスが・・・これカニ?それあんまりだよ・・・。世間は下手というかもしれないけど、私は好きだな。

「もちうさ」、かわいいのに毒舌吐きますよね。確かに落書きレベルです。「私は好きだな」と多少フォローしているけど、完全にボコボコにされました。絵が下手くそだというのはわかっていたけど、こうやって言われると改めてへこみますよね。

というように、私の絵は見事「お絵かきバトル」でど下手であることが証明されました。果たして、こんな下手くそな絵でも人工知能(AI)によってちゃんとした絵ができあがるのか?それを次から見ていきましょう。

「AutoDraw」が線一本で描きたいものを察知してくれて、描きたいものがかけるようになった!

AutoDraw

先ほどのアプリでわかったとおり、私はとんでもなく絵が下手くそなんです。これ、実は結構大きなデメリットとなって影響を及ぼしていました。例えばたまに社内で図を使いながら話すときに、こんな絵を見せたら「なにこれ?犬なの?」って言われたことがありました。

そう、絵がかけないことによって、自分の言いたいことが伝わりにくくなるんです。悩ましい!ぐちゃぐちゃな絵でも、いい感じに整えてくれればいいのに!と感じている人もいるはずですよね。

でもGoogleが提供している「AutoDraw」では、線を描いただけで図形を描いてくれるんです!この「AutoDraw」のモードを使うと、人工知能(AI)が描きたい絵を提案してくれるんです。

※現在は残念ながらまだ英語版のみしかありません

例えばこんなにめちゃくちゃな線を描いただけでも、

めちゃくちゃ

こんな感じで図形を提案してくれます。

図の提案

どうやら人工知能(AI)がさきほどのめちゃくちゃな線を「野球のバット」を描きたいのかな?と察してくれたようです。

まえだまえだ
まえだまえだ

なんて素晴らしい察知能力なんでしょう!(感動)線がまっすぐ描けない場合でも助かる〜!

そこでこの一番最初に出てきた図をクリックすると・・・

バットの絵

あら不思議!野球のバットが1秒で描けました。素晴らしい!

これを先ほどのお題で出てきた「カニ」を描いてみましょう。まずはこれぐらいの絵(落書き)をささっと用意しましょう。

落書きのカニ

すると人工知能(AI)が「カニが描きたいんだな」というふうに読み取ってくれたので、こんな感じでいろんな選択肢を出してくれました。

カニの提案

では、一つ一つどんな感じの図形なのか見てみましょう。それぞれの形をクリックすると、

カニ3種類

なんかシルエットみたいな形が出てきました。人工知能(AI)が描いただけあって、さすがきれいな形をしています。しかもちゃんと左右対称で、カニの手のカーブの形もとてもきれい。次に真ん中らへんのアイコンをクリックすると、ちょっと足が細めのカニが出てきました。こういうのをきれいにかけるってすごいですよね。(なんか感心してばっかりだ)

ということで、今回は真ん中に出てきた足が細めのカニに色をつけてみると、

色付きのカニ

という感じになりました。さっき描けなかったカニが、あっという間に完成しました!

ちなみに絵を作ったら、左上のメニューから「Download」を押せばすぐダウンロードもできちゃいます。

ダウンロード

ということで、人工知能(AI)が絵を簡単に描いてくれましたおかげで、簡単なカニの絵が描けました。とはいえ、簡単な絵をかけるようになっただけでは「これならちょっと絵がうまい人ならかけるじゃん」となりますよね。ところが、次からが人工知能(AI)のすごいところ。次のツールでは人工知能(AI)が「画家のニュアンスを嗅ぎ取って」絵を作ってくれるので、今の絵を用いて画家風に仕上げてみましょう。

「DeepArt」がニュアンスを嗅ぎ取ってくれながら絵を描いてくれた!

DeepArt

例えば有名な画家の「ゴッホっぽい」「ピカソっぽい」感じというのはなんとなくわかりますよね。でも、こういうタッチで絵を描くというのは、画家本人じゃないと難しいはず。もちろん、がんばって真似しようとする人もいますがなかなか「このニュアンスを出すのが難しい!」って結構苦労するでしょう。

もちろんデザイナーさんにとっては、このような加工はPhotoshopでササッとやってしまう人もいます。また、最近ではアプリでもすぐ加工ができるものもありますよね。とはいえ、例えば「肌を加工したい」とかは可能なのですが、「現代アートっぽく」とかの加工は結構難しいかもしれません。

ところが人工知能(AI)によって、絵を好きな画家の感じに作ってしまうんです。「Deepart」は、画像を2枚合成することによって好きな感じのタッチに仕上げることができます。

ちなみに「DeepArt」も英語版のみの提供となっています

やり方は簡単。元になる画像を用意してアップロードしつつ、このニュアンスにしてほしいという画像を選ぶだけです。このニュアンスを選ぶはもともと入っている画像でも、新たにアップロードしても選ぶことができます。

加工のやり方

※ただし合成するのに時間がかかります。昼間だとだいたい10分ぐらいですが、時間帯によっては混雑している場合もあるので、それ以上の時間がかかることもあります。(素早く仕上げたいときは有料オプションが必要)そのため、合成が終わったらメールでお知らせしてくれる仕組みなんです。なお、高画像の画像がほしい場合は有料(最低19ユーロ=2200円程度)となりますので、注意しましょう。

例えば先ほどの「カニ」の画像を「現代画」っぽいタイル画でやってみましょう。

加工スタイル

さっそく作成してみると・・・!

完成後のカニ

なんと、一気に現代アートっぽくなりました!すごい!

もちろん、このアートっぽい画像は写真でもうまくいきます。例えば私の写真を画像のように「ゴッホの油絵っぽく」してみましょう。

写真を油絵風にする

こちらを先ほどと同じように合成すると、こんな感じになりました。

油絵っぽいまえだまえだ

なるほど、顔が誰だかわからなくなってしまっていますが、色使いといい、タッチといいとても油絵っぽいですよね。まさにプロの画家が仕上げたような画像になっています。

ということで今回ご紹介してきたツールを使えば、「線一本しか描けない」「絵なんてハードル高すぎてできない」と嘆いている方々も、簡単に絵がかけるようになるのです。きっとこれをつかって「ゴッホみたいな感じで自画像を描いて」というのも、簡単にできるようになるに違いありません。

 

ということで、「人工知能(AI)が私の下手くそな絵をアレンジしてプロ仕様になった」すごさについてお伝えしてきました。ざっとすごいポイントを振り返ってみましょう。

  • 人工知能(AI)が絵の良し悪しを判断して、下手くそだって言ってくれる
  • 人工知能(AI)が線を描くだけで、どんな絵が描きたいかを提案してくれる
  • 人工知能(AI)が画家の描く絵のニュアンスを読み取って、絵に生かしてくれる

ということを踏まえて、私のど下手な絵は最終的にこんなに変身しました。

劇的ビフォーアフター

まえだまえだ
まえだまえだ

見事に芸術家のような感じになりましたよね!下手くそな絵ばっかりで苦労してきたけど、これならちょっとほめられるかもしれない・・・(涙)

絵が下手くそでお悩みの方々は、お伝えしてきたこのツールを使えば、人工知能(AI)が簡単に絵を作ってくれるのでぜひ使ってみましょう。

そうすれば、今まで「絵を描くっていうのは才能なんだ」「自分にはその才能がないから無理だ」と感じていた方でも、これをきっかけに絵を描くことができるようになれますよね!

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