最近になって、テレビや新聞、書籍では現在の職業がAI(人工知能)によって代替され、仕事を失う方が続出するという、気になる内容の情報を見かけるようになりました。
挙げられたもののうち、自分の職業が含まれている方にとっては、AI(人工知能)代替で仕事をすることで、将来を気にされていることでしょう。
しかし、実はそうではなく、人間はAI(人工知能)に負けない理由があるのです。
では、その理由についてお伝えします。
AI(人工知能)とビッグデータとの密なる関係について
最近になってAI(人工知能)が日常の世界に溶け込んできましたが、AI(人工知能)の性能が飛躍的に向上した理由にビッグデータとの密接な関係があるのです。
まず、AI(人工知能)の誕生は今から約62年前の1956年に人工知能研究として学問分野として作られました。その後、研究が進みましたが、バブル崩壊によって研究の停滞します。
そして、一躍AI(人工知能)として注目され始めたのが2010年以降のこと。この2010年はAI(人工知能)の転換期といえます。
最近では、ビッグデータという言葉を頻繁に聞かれるようになったことでAI(人工知能)を知った方もいるのではないでしょうか。
ビッグデータという言葉はもともとはデータマイニングという、大量のデータを元にデータの解析をしていく技術において使われているものでしたが、2010年代に入ってテレビや新聞、雑誌で広く取り上げられ、知られるようになりました。
さらに、2010年代はマシンやソフトウエアの性能が向上したことで、ビッグデータを扱える環境が整ってきた時期でもあります。
以来、AI(人工知能)とビッグデータとは切っても切り離せない密なる関係になったのです。
AI(人工知能)が人間の生活に浸透し始め便利になる
2010年代からAI(人工知能)のディプラーニングを使った最適解を出す研究が始まりましたが、研究が進むにつれて、人間の脳と同じように、音声や画像を認識する技術にも適用され始めました。
さらに、
自動運転の技術が向上することにより、輸送業のドライバー、運転手不足の解消といった、社会的効果は大きくある一方で、AI(人工知能)が人間の仕事を代替してしまう時がくるのもそう長くないと不安になりますよね。
AI(人工知能)が代替えする仕事はあっても人間の仕事そのものは無くならない
実は、AI(人工知能)によって代替えする仕事があっても、新たな仕事が生まれる可能性があります。
AI(人工知能)に代替えする仕事はあっても、人間は新たな仕事を創造する能力を持っているため、仕事そのものが無くなることはないでしょう。
AI(人工知能)はクリエイティブな仕事に対しては不得意
では、AI(人工知能)は創造(クリエイティブ)する能力は持っていないのでしょうか。
AI(人工知能)での機械学習、ディープラーニング技術によって最適解を出すことができても、これらはルーティンとしての仕事上のことです。しかし、AI(人工知能)はルーティンではない仕事や、クリエイティブな仕事に対しては、人間の代替で仕事をすることは難しいとされています。
AI(人工知能)は代替で人間に接しなければならない仕事は難しい
それでは、クリエイティブな仕事ではなくコミュニケーションをとりながら人間に接して進めていく仕事についてはどうでしょう。
例えば、AI(人工知能)による音声認識の正確性は99.4%と人間にほぼ近づいてきているようです。ただ、コミュニケーション相手としては、話しかけてから数秒後に反応が返ってくることもあります。
このように、AI(人工知能)にすべての仕事を代替えするのはまだまだ難しく、コミュニケーションが必要な仕事は人間が担うでしょう。
AI(人工知能)は人間が作り出した技術であり、その技術の進展は目覚ましいものがあります。
しかしながら、これまでの内容をまとめるとAI(人工知能)が得意とすることも多くあれば、不得意なものもあり、決して人間よりも優れているとは言い難いです。
AI(人工知能)が人間の仕事を代替してしまう時がくるのもそう長くないと不安になることはありますが、人間はそのAI(人工知能)の恩恵を受けて、新たな仕事や価値の創造をすることができますし、対人間と接しながら進めていく仕事に対しては人間に勝るものはありません。
AI(人工知能)に仕事が奪われると悲観的にならずに、AI(人工知能)を上手く利用する事で生活をより豊かにしていきましょう。
- AI(人工知能)はビックデータとの密接な関係で発展してきた技術である
- AI(人工知能)を利用することによって人間ではできないことや社会的な人手不足へ解消に役立つ
- しかし、クリエイティンブな仕事やコミュニケーションをとりながら仕事においてはAI(人工知能)が人間の代替で仕事をすることは難しい