AI(人工知能)ニュース

人工知能で動物の感情を解析!ペットとおしゃべりできる時代が到来

ペットのイメージ

人工知能(AI)という分野の中で、多くのSF作品で描かれていて人気も高いシチュエーションとして高度に発達した人工知能(AI)が感情をもつというものがありますが、実は今、ヒトや動物の感情を解析することができるところまで人工知能(AI)の研究は進んでいるのです。

“大好きなペットと会話することを可能にしてくれるデバイスがある世界“を想像してみてください。ペットとだけではなく、道で出会った野良犬と近況を報告しあったり、イルカと一緒に泳ぎながらお話したり…。まるでSFファンタジーの世界ですが、近い将来そんなことができるようになるかもしれません。なんだかワクワクしますよね。

そこで今回は、人工知能(AI)を使った“動物の感情の解析”に関係のあるお話をいくつかの研究例とともにお伝えしていきます。

羊の表情を解析してその感情を読み取る人工知能(AI)

羊のイメージ

画像(表情)から羊の感情を解析しようと試みた例があります。

“羊の苦痛の表情の特徴“(目を細め、ほほがこわばり、耳は前方に向けられるなど)に着目し、こうした表情の変化の度合いを調査することで”羊表情スケール“を作成。そこから感情を読み取ります。そして、角度によって全く違った様相を見せる羊の表情を標準化する際に人工知能(AI)の機械学習が使われています。

なんとこの研究を応用することで動画から羊の表情を認識することができるようになればリアルタイムで羊の感情を確認することができるでしょう。さらに、病気などで苦しんでいる場合も苦しみ度合いがわかるので体調管理にも役立てることができるのです。

ちなみにもともとこの表情解析技術は人間用に開発されたもの。羊や人間だけでなくあらゆる生物たちの感情解析に応用することが可能になるかもしれませんよね。

動物園の動物たちの健康管理も人工知能(AI)で支援が可能に

動物園のチンパンジーのイメージ

なんとあのホッキョクグマで有名な北海道札幌市にある「円山動物園」でも人工知能(AI)を用いた動物管理方法の導入が検討されているのです。

こちらは人工知能(AI)を用いた「顔認証システム」だけでなく、「音声認識」等にも着目。動物の日常での生体や鳴き声を人工知能(AI)に機械学習をさせることにより、動物たちの苦痛や喜びなどの感情の解析から、病気の早期発見や行動予測の可能性を図ろうとしています。

顔認証システムにおいては円山動物園にいる実際のチンパンジー9頭の検証によって実験が進められ、なんとその的中率は80%にも及ぶそうです。

物凄い数の様々な種類の動物を管理する動物園にとって、人工知能(AI)を使って動物たちの感情を知り、“動物たちの声を聴くこと“は大変重要なことです。また、24時間動物を管理できることで、動物園の従業員の負担の軽減にも役立つことでしょう。

ペットの感情や行動を解析できるアプリ「Anicall」

AIがペットの感情を解析するイメージ

こちらは動物の感情を解析するシステムをアプリに応用した身近な例です。株式会社Anicallは人工知能(AI)による機械学習を用いた動物の行動や感情の解析を行うペット向けアプリ「Anicall」を提供しています。また、ペットの行動や感情を判別したり、健康状態をチェックできるウェアラブルデバイス「しらせるアム」を使うことでスマホアプリと連動して、動物たちがそばにいるときだけではなく、外出先からでもインターネットを介して、動物たちの今の行動状態が把握できるようになります。まさにいつでもどこでも大好きなペットの気持ちを知ることが可能になるわけですよね。

なんとアプリ自体は無料で、有料の行動解析機能(有料)は、活動状態を24時間解析。また、ウェアラブル端末「つながるコル」「しらせるアム」を購入しアプリで登録すると、動物たちの記録を保存できるようになり、犬・ネコの首に装着したセンサーで日々の活動を解析し、記録していきます。

行動内容が解析されると「欲求」「興奮」「リラックス」「無関心」と行動の状態を分類して感情を表示すると同時に、活動量を記録。首周辺の温度と湿度も記録します。また食事中の咀嚼状態をセンシングする「食事解析機能」や熱中症警告機能、温度・湿度記録や、お散歩時の地図連動記録、犬・猫たちの毎日・毎週・毎月といった時間経過でのデータ比較などあらゆる面からペットの生活や健康管理をサポートできるでしょう。

ペットとの暮らしを通じて動物・人により豊かな暮らしをもたらす事を目的に開発されているこちらのアプリ。大好きなペットがいるという方にぜひ活用してほしい便利さです。

 

ペットと遊ぶイメージ

さて、ここまで人工知能(AI)を使った“動物の感情の解析”に関係のあるお話をいくつかの研究例とともにお伝えしてきました。

人工知能(AI)の機械学習を用いた「顔認証システム」などで、高い精度で動物たちの感情を理解することができる段階まできていることがおわかりでしょう。大好きなペットの感情や健康状態を知ることでより深く“対話”をすることが可能になります。飼い主の愛情は一層増していきそうです。

さらにもし将来、言語コミュニケーションまで可能になり、文字通りの”会話“ができるようになったら…。どんどんと夢は広がります。

動物と人間、双方で感情を理解できるようになれば、お互いにとってより良い生活が待っていることでしょう。未来的で無機質イメージを持たれるかもしれない人工知能(AI)の発達は、実は人間だけでなく動物たちのこれからに大きく関わっているのかもしれませんよね。

参照元羊の表情を解析してその苦痛を判別するAIが開発される(英研究)
円山動物園:AIで動物の健康管理「研究次第でペットにも活用可能」
Anicall_Corporate_Site

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました