教育

G検定とE資格の違いとは?ディープラーニング検定をサラッと解説!

ディープラーニング検定のイメージ

情報技術の進化によって今では様々なコンピューターが生活の中に溢れています。そうした中で近年では、AI(人工知能)に対する注目が非常に高まっていますよね。

しかし、まだまだAI(人工知能)のことをについて知らないことがあります。

「AI(人工知能)っていったいどういったものなのか、まだ全然知らない、、、」「知っていたとしてもあんまりよくわかってはいない、、、」といった方はたくさんいらっしゃるでしょう。

AI(人工知能)の技術はこれからあらゆる分野で活用されていくことになるのは間違いありません。これから、よりAI(人工知能)は、社会の中でその存在感を強めていきます。

特にディープラーニングの技術はAI(人工知能)技術の中でも重要なもので、AI(人工知能)が注目されていく流れの中で、ディープラーニングに関する知識を知っておくことは生活やビジネスにおいてとても役に立つのですが、実は、どれくらいAI(人工知能)やディープラーニングの技術について知っているのか、それを試すことができる検定試験があるのです。

それが「G検定」と「E検定」。

ご存知の方もいるかもしれません。これらの検定はAI(人工知能)に関する知識はそれがどういったことに活用していくかという内容を問う検定になります。

今回は、これらの検定試験について、それぞれの試験とその違いについて見ていきましょう。

G検定はジェネラリストのためのディープラーニング検定

ジェネラリストのイメージ

AI(人工知能)検定と言われるこの検定は、日本ディープラーニング協会(Japan Deep Leaning Association「通称JLDA」)が実施している検定のこと。

日本ディープラーニング協会

まずは一体どんな試験なのか、その概要を見てみましょう。

  • G検定の概要
  • 受験資格:制限なし
  • 試験時間:120分
  • 問題形式:選択式(約226問)
  • 受験場所:自宅受験
  • 試験開催:年2回ほど
  • 受験料:12,000円+税(学生は5,000円+税)
  • 受験料支払い方法:クレジットカードまたはコンビニ

というような概要になっています。

一般的な検定試験と同様な感じで、しかも自宅で受験することができるのは、試験を受ける敷居は低そうですよね。

このディープラーニング検定は、ディープラーニングについての幅広い知識と、事業への活用を行うジェネラリストのためのもので、内容はどのようなものなのかというと「ディープラーニングの基礎知識を有しているか」、「ディープラーニングの適切な活用方針を決定・事業で活用することができる能力を持っているか」という点についてみる検定です。

また、受験資格などには特に制限がないため、いろいろな人が受験可能であるということが分かります。

今や多くの人がディープラーニングをはじめ、AI(人工知能)技術に興味・関心を寄せているため、今後ますます注目される検定となりそうですよね。実際に、毎年受験者数も増加しており、今後もどんどん増えていくようになるでしょう。

受験者の年齢層を見てみると、10代から70代の人までという、非常に幅広い層の人たちがこのディープラーニング検定を受験しており、関心が高まっていることがさらにはっきりと分かります。その中でも、20代から30代にかけての受験者数が多く、ビジネス面での活躍を期待している様々な人が受験しているという状況。
職業の内訳を見てみると、意外にも情報処理やそれらの提供サービス業に限らず、製造業や金融業、保険関連業、また学生など非常に多種多様な層の人が受験しています。

それだけ注目を集めている試験であるということが頷けるでしょう。

E検定はエンジニアのためのディープラーニング検定

エンジニアのイメージ

G検定はジェネラリストのための検定でしたが、E検定はどういったディープラーニング検定なのでしょうか。

このG検定もE検定と同じく、日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施しているディープラーニング検定です。

このE検定の概要を見てみましょう。

E検定の概要

  • 受験資格:JDLA認定プログラムを試験日の2年以内に修了していること
  • 試験時間:120分
  • 問題形式:選択式の107問ほど
  • 試験開催:年2回ほど
  • 受験料:30,000円+税(学生は20,000円+税)

G検定とは少し受験資格などに制約があるディープラーニング検定となっています。

「JDLA認定プログラム」とは、JLDAが認定・推奨している「ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持つ人材」を育成する講座の受講を修了すると達成される条件です。

その認定プログラムというのはいくつか存在するのですが、実際に足を運んで講座を受講するものと、完全オンラインで受講することが可能なプログラムの二つあります。

価格やプログラムなどにそれぞれ違いがあるため、自分にあったプログラムを選定して修了することがポイントに。

認定プログラムの例としては以下のようなものです。

  • 「スキルアップAI(人工知能)」
AI(人工知能)に関する前提知識が不要の段階から始めることができ、AI(人工知能)技術を活用した実装までレベルアップすることを目指せる講座。
  • 「キカガク ディープラーニングハンズオンセミナー」
AI(人工知能)のかなめであるディープラーニングで使用する数学やプログラミング、GPU搭載マシンでの学習計算にいたるまで、ハンズオン形式で知識やスキルを学習することができる講座。

・「STANDARD AI(人工知能)エンジニア育成講座」

Pythonやscikit-learn、kerasによるディープラーニングなどについてオンラインで学習することができる講座。
  • 「Aidemy JDLA E資格対策コース」
このAidemyは、AI(人工知能)エンジニアになるためのオンライン学習サービスというものを提供しており、この講座を通して、Pythonの入門領域、ディープラーニング、自然言語処理、数値予測などの分野について学ぶことが可能。

このように、E試験の受験資格を満たすための認定プログラムにはいくつか種類があり、それぞれ内容も異なってきます。

G検定では、ディープラーニングの基礎的な知識やその事業活用を行う能力を見る検定だった一方、E検定では、ディープラーニングの理論をより理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持っているかどうかについての検定です。

そのため、応用数学や機械学習、深層学習の知識に加えて、具体的に実装する能力も必要になってくるため、JDLAが推奨している認定プログラムの修了することが条件として加わっています。

G検定と比べると制約などがありますが、この検定を合格することができた際には、資格だけでなく、着実な知識や技術が身についている事でしょう。

 

資格を持っているスペシャリストのイメージ

今回は、2つのディープラーニング検定についてお話しました。

「G検定」と「E検定」といった言葉を初めて聞いたという方もたくさんいらっしゃるでしょうが、これらディープラーニング検定は、今後AI(人工知能)技術を活用していくうえで、非常に重要な検定であるといえます。

単にディープラーニング検定を受けて資格を取るだけではなく、必要な知識や技術を身に着けることができて、それらを体系的に学ぶことができる機会です。E検定では受験資格が必要になってきますが、G検定では特に必要な条件はないので、誰でも気軽に挑戦することができます。

これからAI(人工知能)の技術が生活のいたる所に使われるようになっていく中で、まずはどういった技術なのか、それをどういった事業にどういった方法で活用できそうなのか、、、これらのディープラーニング検定に挑戦してみることで、必ず役に立つ知識や技術が身につくことでしょう。

このディープラーニング検定を通して、またさらにAI(人工知能)について学ぶことができると良さそうですよね。

教育

コメントをどうぞ

  1. 通りがかり より:

    △ 試験を受ける敷居は低そう
    ○ 試験を受けるハードルは低そう

    > 「AI(人工知能)demy JDLA E資格対策コース」

    SEOのためなのか何なのか知りませんが、「Aidemy」という社名の”i”を勝手に大文字にした上に、間に「(人工知能)」などと社名の途中に挟み込むのはさすがに悪質すぎます。

    > 今後AI(人工知能)(人工知能)技術を活用

    「(人工知能)」が二重になっています。

AIZINE(エーアイジン)

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  1. 通りがかり より:

    △ 試験を受ける敷居は低そう
    ○ 試験を受けるハードルは低そう

    > 「AI(人工知能)demy JDLA E資格対策コース」

    SEOのためなのか何なのか知りませんが、「Aidemy」という社名の”i”を勝手に大文字にした上に、間に「(人工知能)」などと社名の途中に挟み込むのはさすがに悪質すぎます。

    > 今後AI(人工知能)(人工知能)技術を活用

    「(人工知能)」が二重になっています。

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