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体の負担を減らそう!AI(人工知能)の姿勢計測ツールまとめ

体の負担を減らそう!AI(人工知能)の姿勢計測ツールまとめ

姿勢がいいと、いいことづくめですよね。肩こりや腰痛などの不調が起きにくいし、何よりたたずまいが美しい!しかし、自分の姿勢というのはなかなか分かりづらく、客観的に判断できないことが多いのも事実です。

ちなみに私は、少し前に肺に不調があり胸部のレントゲンを撮ったんですが、肺の影うんぬんより、めっちゃ歪んだ背骨が気になりました!もうね、ぐにゃっとなっていたんです、ぐにゃっと。

自分では全然気づいていませんでしたが、私の背骨はかなり歪んでいるようです…。私は肩こりや腰痛、頭痛の不調がよく出るんですが、もしかして歪んでいるせいかもしれません。

三輪奈美子
三輪奈美子

ああ、姿勢が良くなりたいー!!

そこでこの記事では、誰もが気になる「姿勢」をAI(人工知能)が計測してくれるツールについて解説します。まずは、AI(人工知能)による姿勢推定とはどんなものなのかを見ていきましょう。

AI(人工知能)による姿勢推定とは

 

姿勢計測のイメージ

普通、姿勢を確認するとなると、レントゲン写真を撮ったり、腕のいい整体師に見てもらうということが思いつきますよね。また、動きの中で姿勢を推定するんだったら、体の関節の部分にモーションキャプチャーを付けの計測が思いつくでしょう。

映画やゲームのCGを作るときに、役者のモーションをトレースするために、ZOZOスーツのようなものを着て、体の関節にシールを貼って剣を振り回し、特殊なカメラで撮影する、あれです。

しかし最近では、AI(人工知能)が姿勢を推定してくれるんです!特殊なカメラやコンピューターは必要なく、普通のデジカメ写真のデータから骨格や筋肉の位置をAI(人工知能)が計測、私たちに教えてくれます。

これによって誰にでも姿勢計測ができるようになり、なんとアプリでも気軽に姿勢を確認することができるのです!

次に、そんなAI(人工知能)による姿勢計測で、どのようなことができるのかをご紹介します。

姿勢計測(推定)によってできること

ヨガをする女性のイメージ

AI(人工知能)によって姿勢計測できると、私たちにとって身近な整体の分野や、スポーツの分野で役立つかもしれません。一つずつ見ていきましょう。

整体で、姿勢を客観的に測定することができる!

整体へ行って、骨や筋肉の歪みを整体師に指摘されたことがある人も多いでしょう。しかし歪んでいると言われても、「本当かな?もしかしてリピートさせるために、テキトーに言っているんじゃ…」と思いますよね。

三輪奈美子
三輪奈美子

こう思うのは、背骨だけでなく性格が歪んでいる私だけ?(笑)

また、整体師の経験や腕によって、検査の質はまちまちです。

しかしAI(人工知能)による姿勢計測なら客観的なデータが取れますし、整体師の腕に左右されたりもしません。その結果によって、重点的にほぐすべきところが分かり、整体師も顧客も納得して施術を進められます。

スポーツ分野で、上達に役立てることができる!

スポーツの上達を目指す場合、上級者はどのような動きをするんだろう…と思って、上級者の写真や動画を繰り返し見ることも多いでしょう。しかし何度動画を見ても、「何かすごい」「バーっと行ってシュッとしたらいいのかな」という感想しか浮かばず、あまり具体的な方策が見つからないこともありますよね。

しかしAI(人工知能)による姿勢計測があれば、上級者の関節の位置や筋肉の動き、重心の移動に注目して勉強することができます。また自分の姿勢も計測すれば、上級者との違いが分かり、重心移動のタイミングなどがより分かりやすくなるでしょう。

また、指導者にとっても大変意味のあるツールとなりそうです。体育会系の指導って、「もっと腰をスパッと!」とか、「キレが足りない」とか、ちょっとふわっとしていて分かりづらいことがありますよね。

三輪奈美子
三輪奈美子

正直言って、キレって何?じゃあどうしたらいいの?と思ったりします…。

でもAI(人工知能)姿勢計測なら、指導する側もされる側も、スムーズに理解が進みます。

ユーザーローカル姿勢推定AIでは、画像をアップロードするだけで骨格を推定。ゴルフや野球など、さまざまなスポーツで活躍するでしょう。

実際に、こんな感じで骨格を表してくれます!

海でハイタッチするイメージ

では次に、実際にAI(人工知能)姿勢計測を使っている事例をご紹介します。

実際にAI(人工知能)の姿勢計測を使っている事例

整体のイメージ

整体やスポーツジムなどでは、ゆがみーるというツールが現在活躍しています。こちらはデジカメで顧客の写真を撮るだけで、肩や腰、背骨の傾きなどが数値化されるツールです。また姿勢の状態から筋肉の張りやゆるみも推定し、どういったストレッチが効果的なのかも教えてくれるのだとか。

すでに1,000以上の施設で活躍しているゆがみーる、パソコン、デジカメ、プリンターの他には、専用マットと足などに巻く専用バンドのみで導入できるのも、人気の秘密かもしれません。

■実際に導入している整骨院などの声

筋肉の強弱が明確になり、こういったビジュアルにしてお渡しできるということが「ゆがみーる」の1番良いところだと思います。
ただ単に「姿勢が悪い」と患者さんに伝えても客観性が無く、説得力がないというのがひとつの悩みだったんです。説得力に客観性をもたせ、それを証明するという点では「ゆがみーる」のレポートは非常に優れているなと思いました。

AI(人工知能)を整体に導入した事例は、こちらの記事も参考になります。

次に、AI(人工知能)姿勢計測で、ダイエットもできちゃうかも!?というアプリをご紹介します。

AI(人工知能)による姿勢計測のアプリで、ダイエットができる?

ダイエットのイメージ

FiNCというアプリは、食事管理や睡眠時間などをサポートしてくれる、自分だけのパーソナルコーチのようなアプリです。健康管理、そしてダイエットにつながるこちらのアプリ、移動中の姿勢や歩き方まで見ていてくれるのだとか。

また、アプリ内で正面と真横からの写真を撮ってアップロードするだけで、AI(人工知能)が姿勢分析を行い、さらに改善のためのアドバイスをくれます。

三輪奈美子
三輪奈美子

健康的な生活と正しい姿勢で、自然と理想のボディに近づくってステキ…。

姿勢計測できるツールは他にもたくさんありますので、興味のある方はこちらの記事を参考にしてください。

次に、AI(人工知能)姿勢計測とVRがコラボした事例をご紹介します。

AI(人工知能)×姿勢計測×VRで、できる幅が広がる

VRのイメージ

グローバルウォーカーズ株式会社が開発したツールでは、AI(人工知能)姿勢計測でポリゴン化したバレー選手の動きを、VRで確認することができます。実際の映像よりもデフォルメされた動きを、自由視点で見ることで、より理解を深めることができるでしょう。

普通の動画より、棒人間にデフォルメされていたほうが分かりやすそうですよね。しかも自由視点で見られるから、「この時反対側の手はどうしているのかな」ということまで見られます!

トップ選手の動きを把握すれば、普段のトレーニングから意識をすることができ、上達への一歩となるでしょう。

画像センシングシンポジウムSSIIにて、AIによる姿勢推定技術を活用したVRコンテンツの生成に関する展示と、姿勢推定技術を活用した行動分析/コンテンツ生成サービス開始のお知らせ
Global Walkers株式会社のプレスリリース(2018年5月30日 10時00分)画像センシングシンポジウムSSIIにて、AIによる姿勢推定技術を活用したVRコンテンツの生成に関する展示と、姿勢推定技術を活用した行動分析/コンテンツ生成サービス開始のお知らせ

次に、今後予想されるAI(人工知能)姿勢計測の未来について見ていきましょう。

今後のAI(人工知能)×姿勢計測の未来

未来のイメージ

今のところ整体やスポーツの分野を中心に活躍しているAI(人工知能)姿勢計測ですが、今後はどのような展開になるのか気になりますよね。

現在、骨格検知「ホネホネ」というツールがさまざまなことに挑戦していますので、いくつかご紹介します。

介護

介護施設にはたくさんの患者さんがいて、スタッフが見回っていたとしても見切れない場合があります。随所にカメラを設置して見守ったとしても、ひとりひとりの状況まで確認しきるのは難しいでしょう。

しかし、AI(人工知能)姿勢計測があれば、具合が悪そうにしている患者さんや、足を引きずっている患者さんをAI(人工知能)が察知して、スタッフに知らせることができます。

三輪奈美子
三輪奈美子

病気悪化や転倒リスクを減らせそう!

防犯

ほっかむりをした泥棒さんは、中腰で抜き足差し足、怪しい動きをするイメージですが、実際にはそんな分かりやすい犯罪者はいないですよね。しかし商品を買おうとしているのではなく、他の目的でうろついている人は、動きや姿勢が違います。凄腕万引きGメンはそれを見抜きますが、私たちには難しいですよね。

でも、AI(人工知能)が犯罪を犯そうとしている人の動きを事前に察知してくれれば、お店側は被害が出る前に対策できるでしょう。
三輪奈美子
三輪奈美子

犯罪者側も罪のラインを越さずに済むため、みんなハッピー!

安全

もし急に具合が悪くなったとして、そこが人通りの多い交差点や踏切だったら、とても危険ですよね。例えば貧血を起こして座り込んでしまった場合、そこで信号が変わったり、電車が来てしまったら、大変な事故につながってしまいます。

そんなことにならないように、AI(人工知能)が通りかかる人たちの骨格を検知、座り込んでしまったり倒れてしまった人、また暴れるなどの異常行動をしている人がいたら緊急通知できるシステムが開発されています。

姿勢を正している女性のイメージ

さて、AI(人工知能)による姿勢計測についてご紹介しました。以前は、姿勢の歪みを知ろうと思うと、レントゲンを撮ったり腕のいい整体師に見てもらうしかありませんでしたが、身近なスマホアプリもあり、自分の骨格や筋肉の歪みをより簡単に知ることができるようになりましたよね。

またAI(人工知能)姿勢計測はかなりの応用が利き、VRを用いた新たなツールや、今後は介護、防犯の分野でも活躍するでしょう。
三輪奈美子
三輪奈美子

私も肩こりと腰痛がひどいので、スマホアプリで姿勢の歪みをチェックして、ストレッチとかしてみよう!本当に、背骨がヤバいw

スポーツや整体、そして防犯まで、幅広い活躍をするAI(人工知能)姿勢計測に、今後も注目していきましょう。

そしてAIZINE(当サイト)を運営している大阪の人工知能の会社、お多福ラボでもスマホやタブレットで姿勢計測できるソフトを作っています。身体の歪みや姿勢を簡単に測る事ができる優秀なソフトですので、興味のある方はぜひご覧ください。

AI骨格分析システムPosen

 

参照元
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