知って欲しい!第3次AIブームまでの紆余曲折の歴史が泣けてしまう

知って欲しい!第3次AIブームまでの紆余曲折の歴史が泣けてしまうイメージ

皆様、モノには歴史がありまして、そのモノの歴史を知ると愛着が湧いたり、思い入れが深くなりますよね。

AIZINE編集部に入って色々AI(人工知能)のことについて調べてる時、「ん?AIの歴史ってどうなってるの?」と疑問が出てきました。そして調べてみるとなかなかの奥深い面白さ!

現在のAI(人工知能)ブームはあまり知られてないんですが、第3次ブームで、最初のAI(人工知能)ブームはなんと1956年だそうです。日本で言うと鉄腕アトムが出版された翌年です。そして第1次AIブームと第3次AIブームまでの変遷がなかなか興味深い!

ですので、今日はAI(人工知能)のブームの歴史の変遷についてお伝えしたいと思います。

第1次AI(人工知能)ブーム!そして冬がくる

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AI(人工知能)の誕生は1956年アメリカ、ダートマス大学で開催された「ダートマス会議」でAI(人工知能)に関する提案書が発表された事が最初だったそうです。

そこで「人工知能(Artificial Intelligence; AI)」という名前が初めて使われました。そして肝心な提案書の内容は、「機械学習」というものでした。

「機械学習」とは、人間の脳回路とコンピュータの電子回路は、よく似ている所に着目し、人間の脳回路を機械で再現できるのでは?っという提案です。

もし機械で人間の脳回路を再現できれば、人間の様に疲れることもなく、正確で24時間働く夢の機械の誕生ですから、当時のアメリカ政府も莫大な予算を投下する力の入れようでした。

が、しかし・・・

将棋やチェスなどの「トイ・プログラム」の決められたルールの中で、最適で最短な答えを見つけることはできても政府や人々が期待する、例えば難病の治療法を発見するなどの万能さ、はできず、予算は勿論縮小・・・、当時のAI(人工知能)問いに対する「知識」と「判断力」が欠けていたのです。

そう、AI(人工知能)ブームそして人工知能学者、冬の時代の到来です。

第2次AI(人工知能)ブーム!またしても冬がくる

第2次AI(人工知能)ブーム!またしても冬がくるイメージ

人工知能の長い冬の時代が始まりました。しかし人工知能は人の夢ですよね。だってどう考えても人の暮らしを良くするモノですから。

長い冬の時代も変わらず、人工知能学者は研究を続けます。そして1980年代に新たなブーム、第2次AIブームが始まります。それは第1次ブームのAIで足りなかった「知識」と「判断力」を解決するもので、「エキスパートシステム」いうものでした。

これは人間の「判断能力」や「意思決定力」を人工知能に取り入れ、機械化したシステムのことです。さらにそこに「知識」を与えることができれば、より人間の脳に近づくのでは?という試みでした。

判断力」に「意思決定」、さらに「知識」と思いつく限りの最高の組み合わせ

でも、やはりと言うか何と言うか、問題が浮上しました。。。

判断力」ができ、「意思決定」ができ、「知識」がある。これは確かに人間の脳に近いのですが、そう「人間の常識」がなかったのです。

常識がないとはどういうことでしょうか?当時のAI(人工知能)を例える面白い例があったのでご紹介します。

“熱を下げるためには?”という問いに対して、「知識」と「判断力」だけの解決法だと、“解熱剤を飲ませる”、“水分を摂取して睡眠をとるようにする”という一般的な答えの他に、“殺す”といった異様な答えも出してしまうのです。

確 かに、人は死ぬと体温は下がりますから、これも一つの答えなのですが、「常識」からすると、そもそも熱を下げる目的は “命を守る” ことが大前提です。こうした「常識」を理解することがコンピュータにはとても難しいと同時に、この手の「常識」はキリがないほど多く、何よりも「常識」は 「経験」から成り立つという点が問題でした。
https://andai.co.jp/history-of-artificial-intelligence/

このように数の多すぎる「人間の常識」の為、第2次AIブームは幕を下ろします。そう、再び冬の時代の始まりです。

第3次AI(人工知能)ブーム!そして冬が明ける

第3次AI(人工知能)ブーム!そして冬が明けるイメージ

そして長い臥薪嘗胆、堅忍不抜、捲土重来の結果、冬の時間が終わりを告げる夢の技術が出てきます。

その名は「ディープラーニング」!

ディープラーニングとは、むっちゃ説明が難しいのですが、まず「ニューラルネットワーク」が必要なんです。「ニューラルネットワーク」とは、脳の神経細胞に似た仕組みをコンピューターで作ると、脳と同じようなことができるのではないか、という考えです。

ですが、発明された1980年当時は技術的な問題で脳の神経階層の構造を3層しか作れず、複雑なネットワークはできませんでした。

しかし、2000年代半ば、コンピュータ性能の向上などをもとに、ジェフリー・ヒントンが、ニューラルネットワークの階層を4層、5層と増やすこと成功しました!

これが「ディープラーニング」!

このディープラーニングによって、階層を7層8層と進めていくと音声や画像の認識率がすごいことになるんです。例えば大量の犬の写真をコンピューターに見せ、写真の中の犬の特徴を抽出し、それを「犬」と判断してよいかを学ばせます。

これは人間の子どもが犬を認識できるようになるプロセスと同じで、これをコンピューターに自動的に学習させ、犬の画像を見分けられるようになったんです。

この画期的な発明により始まるのが、現在の第3次AIブーム

このディープラーニングがすごいのは、現在は画像のノイズ処理や顔認証ができるのが精一杯ですが、学習させていくと本当に人間の脳と同じことができる可能性が高いそうで、それが理由でここ数年のAIブームは本物と言われているのです。

そう、AI(人工知能)についに春が来たのです!

知って欲しい!第3次AIブームまでの紆余曲折の歴史が泣けてしまうまとめイメージ

さて、今日はAI(人工知能)の歴史についてお伝えしました。

  1. 第1次AIブームは人間の脳を再現することを発案し、最適で最短な答えを導くことに成功しましたが、「知識」と「判断力」欠けており、期待に応えれず冬の時代に。
  2. 第2次AIブームは「エキスパートシステム」。「判断力」に「意思決定」、さらに「知識」を与えることに成功したのですが、膨大過ぎる「人間の常識」を与えられず、あえなく冬の時代に。
  3. 第3次AIブームは「ディープラーニング」。「ニューラルネットワーク」のブレイクスルーで画期的な進化をAI(人工知能)がとげる。春が来た。

歴史が浅そうなAI(人工知能)ですが、実は50年以上の歴史があり、そして成功と失敗がありました。1956年ダートマスで提案された人工知能の提案は、人の頭脳を機械で再現するというものです。そして2000年代に入り、本当に人間の頭脳を再現できるかもしれないディープラーニングが少しずつ実現されてきてます。

この後、AI(人工知能)はすごいスピードで発展していき、2045年にはAI(人工知能)が人間を超えるかもとまで言われています。AI(人工知能)が人間を超えるってちょっと怖い話ですが、その歴史的事件の目撃者になってみたいものですよね!

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ヨネ
AIZINE編集部のヨネです。
古着屋店員、CD店バイヤー、htmlコーダーと職を転々し、今まさにAIZINE編集部へ。

AI(人工知能)のAの字も知らずとも興味津々、「ほう!そうなの!?」「へぇ~、そうなの!?」と日々AIが何が出来るかを知るのが楽しくてたまりません!

人間一生勉強!
日進月歩、成長していくAI(人工知能)の疑問やニュースを楽しく分かり易く「君の記事好きだよ。」と言ってもらえるよう精進してまいります。