今、AI(人工知能)に関する情報が広まっており、私たちの生活にも浸透してきていますよね。書店に行くとAI(人工知能)に関する書籍も溢れていたりしますので、AI(人工知能)はとても身近で、不便といったデメリットよりもメリットを感じるでしょう。
さらに、AI(人工知能)は企業や地方自治体における業務改善、効率化にも寄与し始めています。
例えば、地方自治体の事例としては、昨今問題となっている待機児童への対応業務。待機児童への対応業務については、自治体による保育所のハード面、ソフト面の整備なども必要ですが、適材適所に保育所を配置したり、保育所と家庭とのマッチング処理を迅速に行う必要があるのですが、このマッチング処理には大変な労力が必要です。
その労力とされている家庭と保育所とのマッチング処理を、様々な情報をもとにAI(人工知能)が組み合わせを算出し、児童の保育所受け入れの計画やアサインができるシステムが開発され、実際に運用に入っています。
ですからこのシステムにより、これまで大量に時間をかけて実施していた保育所の受け入れ対応の業務が大幅に改善されたのです。
このように、AI(人工知能)は一見、私たちの生活が改善され、さらに企業や地方地自体における業務の効率も図ることができるものとして、さらに浸透をしていくものと予想できるでしょう。
しかしながら、AI(人工知能)によって人間にとってデメリットもあるとされているのも事実です。
そこで今回は、AI(人工知能)によってもたらされるデメリットについて一挙にご紹介していきます。
AI(人工知能)のデメリットとは
AI(人工知能)は生活の中に登場して日は浅いですがとても便利ですよね。事例で出したように自治体の面倒な作業を担ってくれたりと、私たちの生活の一部になりました。
しかし、このように生活に浸透したAI(人工知能)ですが、AI(人工知能)によってもたらされるデメリットというものももちろんあります。
そのAI(人工知能)によるデメリットとは主に3つです。
AI(人工知能)が人間の仕事から成りかわる可能性がある
まず1つ目のAI(人工知能)のデメリットは、AI(人工知能)によって人間の仕事に成り代る可能性があるということ。
ですから、AI(人工知能)は瞬時な判断が人間の判断よりも優れているため、それを重視するような仕事はAI(人工知能)によって成りかわる可能性があります。場合によっては、人間の職を奪ってしまうという、結果につながる可能性も否定できません。
AI(人工知能)が人間の職を奪ってしまうという状況は今はまだ実感ができませんが、5年後、10年後の技術の進化によっては現実の問題となる可能性があり、AI(人工知能)によってもたらされるデメリットの1つといっても過言ではありません。
AI(人工知能)によって世界中が不況になる可能性もある
2つ目のAI(人工知能)のデメリットは、世界中を不況にしてしまう可能性があることです。
例えば、このAI(人工知能)の発達による、世界経済への不安は、イギリスの産業革命の事例にも類似しているという論説。
このようなイギリスの産業革命のような状況が、現在のAI(人工知能)の発達、発展と類似ししていると言われているのです。ですからやがては人間がやっていた仕事がAI(人工知能)によって成り代わることにより、失業者が増加するというデメリットを引き起こす可能性があるでしょう。
現在のAI(人工知能)の発展は、近い将来、ますます進化していきますが、それと同時に世界中で失業者が増える状況が近い時期に起こるかもしれません。
AI(人工知能)が将来大人になる子供の夢を奪ってしまう可能性がある
そして3つ目のデメリットです。それは、AI(人工知能)によって、将来大人になる子供の夢を奪ってしまう可能性です。
例えば、AI(人工知能)によって成り代るとされている職業としては、およそ100種類あるとされており、その職業の中には、銀行員、事務員、バスの運転手、電車の運転士、医療事務員などさまざま。さらには最近、医師もAI(人工知能)によって成り代る可能性があるという報道もあるのです。
日々、医者になりたいと思って長時間勉強をしている子どもたちが、AI(人工知能)によって成り代ることに対して夢を描くことができなくなります。そして、長時間勉強をしても無駄であると考える子供たちが増えていくことによって、世界全体も成長せず、悪い循環に陥ってしまう可能性も。
ただしこれは、AI(人工知能)によって新しい職業も生まれるので、将来一つの職業に拘らず柔軟に対応できるよう視野を広げていくことで回避できるでしょう。
以上、AI(人工知能)が引き起こすとされているデメリットについて、3つ紹介しました。
AI(人工知能)のデメリットはそれぞれみてみると、世界中を悪い方向に陥れるというものばかりですよね。しかしながら、イギリスの産業革命後に発生した失業者数の増加や世界経済の不況が発生したものは事実であるものの、その不況が永続的であったかというとそうではありません。
産業革命によって新たな職業や仕事も増えていることも事実ですし、AI(人工知能)自体も、人間によるデータの整備や整形、制御がなければ機能しないことも事実です。
さらには、AI(人工知能)によってもたらされた職業も生まれてきますし、現在すでにある職業でも今後増えていく可能性は十分あります。
例えば、データ整備や整形を担当する職業や、データアナリスト、AI(人工知能)の技術の支えとなるディープラーニングや機械学習に関する研究をする研究者。これらはさらに増えていくことでしょう。
ですから今回お伝えしたようなデメリットばかりに悲観するのではなく、新たにAI(人工知能)とうまく共存しながら、私たちの生活を改善していくということが必要です。
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