私たちが気付かないところでもますます普及しているAI(人工知能)やIoTを搭載したスマート家電。便利になったな、、、と感じたらAI(人工知能)やIoTのおかげだったりもします。
IoTはインターネットにつながった製品のことで、音声アシスタントを用いることで音声でのやり取りができる家電です。今の代表的なものはスマートスピーカーではないでしょうか。AmazonやGoogleがいち早く開発を始め、世界中で利用されています。日本でもLINEなどが開発に取り組んでいるところです。スマートスピーカーを介して繋がっている製品もスマート家電と言えるでしょう。
また、スマートスピーカーを介さずに直接インターネットに繋がっていて、音声アシスタントにより製品の方を見ずに操作ができる「ノールックAI(人工知能)家電」と呼ばれるものも最近はシャープやパナソニック、ソニーでも開発されています。
このようにAI(人工知能)やIoT搭載のロボット家電が一家に一台は使用されるのが当たり前になってきていますが、実際に私たちの生活はどのように変わっていくのでしょうか。それぞれのメーカーの目指しているところや現段階での性能を見ていきましょう。
Amazonの「Amazon Alexa」を使った取組み
2015年アメリカでIoT搭載の「Amazon Echo」を発売し、日本でも2017年に発売されてから、進化を遂げ「Amazon Dot」や「Amazon Tap」も製品化され人気を呼んでいます。それらの頭脳となっているのが「Amazon Alexa」で「Amazon Echo」などを通して会話をする相手が「Amazon Alexa」。
この「スキル」が増えていくことで私たちの生活は、スマートスピーカーを通してAI(人工知能)やIoTを利用した便利な生活になっていくことでしょう。スマートスピーカーからIoTによってリアルタイムで集められた情報を蓄積し、その情報をAI(人工知能)が分析する。そしてIoTによって蓄積された情報がAI(人工知能)によって自動化されると、私たちの生活はますます便利になっていって喜ばしいことですよね。
例えば、アメリカでは大手家電メーカーのGEが「Geneva」と呼ばれるAlexa対応のシステム家電製品に取り組んでおり、
これと同様な取り組みをしているのがGoogleで、「Google Assistant」を搭載した「Google Home」も「Amazon Echo」と同じようなことができます。国内でも、ソニーやパナソニック、東芝、ドコモ、ソフトバンク、LINEなどの大手メーカーや通信事業者がAI(人工知能)搭載のスマートスピーカーに参戦し、その先に見据えているのは「コネクテッドホーム」。つまり、家中の家電製品と会話し自動的に住人の意志をくみ取って動くようにすること。
シャープの「ココロエンジン」とスマート家電
日本で大手メーカーとして特に注目なのはシャープの取り組みです。シャープでは人に寄り添うことを目指し、「ココロエンジン」というAI(人工知能)を搭載したいろいろな家電製品を開発しています。
エアコンは
さらに、家中の家電をコントロールする「ホームアシスタントロボット」を開発中です。このIoTを搭載したロボットに対話するだけで全てのAI(人工知能)を搭載した家電に連携し、快適な生活空間を作り出してくれる日も近いかもしれません。
第四次産業革命ともいわれているモノとIoTによるインターネットとの繋がり、さらにそれをAI(人工知能)が制御し分析をする時代。大手メーカーなどの開発によりスマートスピーカーやスマート家電が作られ、リモコンは不要の時代となってきています。
IoTによるビッグデータの蓄積によって、AI(人工知能)による自動化は、様々なコスト削減だけでなく、労働力不足の解消も解決してくれるかもしれません。今はまだ一部の電化製品でしか利用されていないAI(人工知能)やIoTもいずれは全ての家電が搭載し、まるで家政婦がいるような生活が当たり前になっていくことをメーカーは目指しています。私たちの生活はさらに進化を遂げ、ますます便利で快適になっていくことでしょう。
参照元 いま注目の「ノールックAI家電」とは? ディープ・ラーニングからAmazon Alexaまで解説
スマート家電に“ココロ”をプラス シャープのAIoT戦略をひもとく