ライフスタイル

AIアシスタントNo.1の賢者は!?四天王がガチで勝負!

AIアシスタントのイメージ

OK! Google」の一言で何でも答えてくれるGoogleの「Google Assistant」、テレビのCMなどでもお馴染みのAmazonの「Alexa」などは知名度も高く、優れた性能を誇っていると言われています。ですから真っ先に思い浮かべるという方もいますよね。

このように、各社それぞれ個性を生かしたAIアシスタントを開発、提供しています。しかし、もっとも優れた能力を持つAIアシスタントというものは果たして存在するのでしょうか。

もし存在するとしたら、その称号に相応しいAIアシスタントとはいったいどれなのか、気にななることでしょう。

そこで今回は、「Google Assistant」と「Alexa」、さらにWindowsに搭載されているMicrosoftの「Cortana」、iOSに搭載されて一躍人気者になったAppleの「Siri」、の4つのAIアシスタントを四天王として勝手にセレクトし、賢さやユーモアさなど様々な角度から徹底比較、No.1AIアシスタントはどれなのかをお伝えします。

最も頼りになるのはどのアシスタント? 四天王を賢さで比較してみた

スマートスピーカーのイメージ

実は、2017年から2018年にかけて、アメリカの調査会社「Stone Temple」が、各AIアシスタントについて、利用者の質問にどの程度的確に回答できるかを調査・比較した結果を発表しました。約5,000の質問を投げかけて行われたこの調査、もっとも好成績を収めたのは果たしてどのAIアシスタントだったのでしょうか。

まず、質問の内容をAI(人工知能)が理解して、回答しようと試みた割合「回答試行率」、1回の質問で十分な回答ができた割合「完全回答率」の二つの指標で行われました。

そこでいずれの指標においても高い数値をたたき出したのが、Google社の「Google Assistant80%近くの質問に対して回答を試み「完全回答率」に至っては100%に迫るほどの結果を出してくれました。

次いで、Microsoftの「Cortana」、Amazonの「Alexa」の順に続き、残念なことに「Siri」はわずか40%の「回答試行率」という結果に。また、間違った回答をしてしまった「誤答率」が最も高かったのは「Alexa」、次いで「Siri」となり、いずれも3%を超えていました。

これは、単純計算ではおよそ30回に1回は間違ったことを答えてしまうということになります。一方、「Cortana」、「Google Assistant」は1%を大きく下回り、こちらもなかなかの好成績です。

ここでお気づきだと思いますが、

この調査結果からは「Google Assistant」の回答の精度が高いことがよくわかりますよね。

次点の「Cortana」も健闘していますが、「Google Assistant」が一歩リードといったところで。反対に、「Siri」は賢さという点ではやや劣勢に立たされていると言わざるをえません。

しかし、この調査を行った2017年から2018年の1年間にも若干の順位の変動が見られ、各社の開発状況によっては、今後「Siri」や「Alexa」の巻き返しも期待できるかもしれません。ですからAIアシスタントの技術向上にはこれからも目が離せませんよね。

AIアシスタント界一の「おもろい奴」の称号を得たスマートスピーカーとは

面白アシスタントのイメージ

ここまでは最も頼りになるスマートスピーカーの話をしました。実はそのStone Temple社の調査結果の中に、興味深い調査項目があったのです。

それは「ジョーク率」。

質問に対してジョークを交えて回答した割合を調査したところ、2017年の調査では「Siri」が0.8%に迫る勢いで断トツトップに。が、しかし、翌2018年は「Siri」が大きくスコアを落とし、「Alexa」に逆転を許してしまったのです。

この1年のあいだに「Siri」に一体何があったのでしょう。スベりにスベって自信喪失してしまったのでしょうか。気になりますよね。Siri」もタイムリーなジョークなどを得意としている印象はありますが、ここはAmazonAlexa」に軍配が上がったといったところでしょうか。

とはいえ、「Alexa」と「Siri」のユーモア対決は今後も温かく見守っていきたいものです。そして、「両者がコンビを組んで漫才したらどうなるんだろう?」などと考えるだけでもワクワクしてきました。

一方の「Google Assistant」、「Cortana」はここではすっかり影をひそめてしまっている印象。

この両者は元来まじめな性格なのでしょうか。AIアシスタントにもこんなにも個性や特徴があるというのは非常に興味深いですよね。

千差万別の個性が光る AIアシスタント四天王たち

音楽を楽しむsiriのイメージ

ここまで回答のクオリティという視点から四天王を比較してきましたが、それぞれオンリーワンな得意分野を持っていることも忘れてはなりません。

  • AmazonでショッピングをするならAlexa

Alexa」は何といってもAmazonとの連携が強みといえるでしょう。CMでもお馴染みのあの光景です。

話しかけるだけで商品の注文を完了させることができるのは、ショッピングサイトを持つAmazonの「Alexa」ならではのアドバンテージといえるでしょう。他のAIアシスタントでは、ショッピングサイトを紹介してくれたり、近所の店舗を紹介してくれるのが精いっぱいです。

  • 物知りのGoogle Assistant

一方、「Google Assistant」の得意分野と言えば何でしょう。やはり、Google検索という膨大な量のデータベースがバックヤードにありますから、それを話しかけるだけで使えるというのはこちらも大きなアドバンテージですよね。

また、「Alexa」、「Google Assistant」のいずれもサードパーティによるアプレットの開発が可能となっているので、日本国内でもテレビやグルメサイトなどに関連した様々なアプレットが提供され、機能の拡張が実現されています。

  • 音楽を楽しむならSiri

 一方「Siri」は、4,000万曲以上のラインナップをもつ「Apple Music ライブラリ」との連携が可能。音楽を便利に、快適に楽しむことができるという大きなメリットを持っています。

このように、三者三様の強みを持った四天王たち、用途や使い方に応じて選んでみるのもまたAIアシスタントの新しい楽しみ方ではないでしょうか。

四天王の座を虎視眈々と狙う! 日本生まれのAIアシスタントたち

スマートスピーカーのイメージ

AIアシスタントが私たちの生活の中へ急激に浸透している今、四天王たちの地位も決して安泰ではありません。なぜなら日本生まれのAIアシスタントたちが、虎視眈々とその座を狙っているからです。

例えば、LINEの「Clova」。2017年に日本で最初に発表されたスマートスピーカー「Clova WAVE」に搭載されたAIアシスタントとして話題になりました。

音声認識などAIアシスタントとしての賢さは四天王と比べるとまだまだ劣る部分はあるようですが、何といっても、「LINE」メッセージをはじめ「LINE MUSIC」「LINE通話」といったLINEの豊富なサービス群、クックパッドやAbema TVなどおなじみのサービスとも連携が可能。日本の国内に限っては、親しみやすさナンバーワンかもしれません。

また20185月には、NTTドコモがAIアシスタントのサービスをスタートさせました。その名も「my daiz(マイデイズ)」。

こちらもまだまだ四天王たちに後れを取っている感は否めませんが、何といっても日本生まれです。日本語の音声認識、自然言語処理の充実次第では、今後日本中を席巻するような存在になるかもしれません。

 

AIスピーカーのイメージ

今回は、「Google Assistant」「Alexa」「Siri」「Cortana」のAIアシスタント四天王を様々な角度から比較してきました。

そこから見えてきたのは、個性豊かなAIアシスタントたちのパーソナリティ。それぞれが得意・不得意をもっている様はまるで人間のようですよね。だからこそ、その性格をよく見極めて、自分に合ったAIアシスタントを選ぶことが重要でしょう。

これらを総合的にみると「Google Assistant」が頭一つ抜け出している現状ではありますが、今後各社ともより質の高いサービスを提供するため、技術開発にしのぎを削っていくことが予想されます。

ですからこれからもAIアシスタント四天王のNo.1賢者をめぐる争いは続くことでしょう。今後もますます目が離せません。

コメントをどうぞ

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました