昨今のAI(人工知能)ブームで国内でも様々なAI(人工知能)関連企業が生まれていますが、事業として成功している企業はまだそこまで多くはありません。それだけAI(人工知能)を活用して事業化するのは難しいと言えますよね。
そんな中、AI(人工知能)の事業化に成功している企業は知名度も高く、人気がありエンジニアも憧れる存在です。ですからこれらの企業がなぜAI(人工知能)の事業化に成功したのか気になります。
また、AI(人工知能)は製造工場の自動化、店舗におけるマーケティング、金融業におけるお客様サポートなど、様々な業種、業界で活用が進んでいます。ですから各業種でどんな企業がAI(人工知能)の事業化に成功しているのかも気になるところですよね。
そこで今回は、AI(人工知能)を活用して事業化に成功している人気企業について、どのような業種で成功しているのか、その企業の特徴、他の企業に対する優位性なども含め、AI(人工知能)人気企業ランキングの形式で紹介していきましょう。
[第5位] AI(人工知能)のFPGA化を得意とするDMP
AI(人工知能)人気企業ランキング第5位の企業はDMP(Digital Media Professional)。
これまでAI(人工知能)は処理が重いため、専用のハイスペックなサーバーで処理されてきましたが、昨今はAI(人工知能)に最適化された組込み機器用のFPGAが出始めています。
AI(人工知能)のコモディティ化が進むことで、誰でもAI(人工知能)を活用したソフトウェアを簡単にプログラミングできるような環境が整ってきていますが、一方で、AI(人工知能)をFPGA化するにはAI(人工知能)の知識だけでなくIC回路の専門的な知識、ノウハウも必要となるため、国内でも事業化に成功しているのはDMPくらいしかありません。
そのため、大手企業での導入事例も多く、任天堂のゲーム機、ルネサスエレクトロニクスのOA機器、住友三井オートサービスのドライブレコーダーなど、多様なデバイスで採用されています。
[第4位] スマホ向け画像処理で培った組込み技術をAI(人工知能)に応用するモルフォ
AI(人工知能)人気企業ランキング第4位はモルフォ。
また、2016年には、アイテック阪急阪神との提携も発表し、駅やビルといった分野において、車いすや白杖の人を検知する新たなAI(人工知能)の開発にも着手しており、更なるビジネス拡大が期待されます。
[第3位] 法人向けAI(人工知能)エンジンを得意とするパークシャテクノロジー
AI(人工知能)人気企業ランキング第3位の企業は、主に法人向けにAI(人工知能)のアルゴリズムを提供するパークシャテクノロジー。
パークシャテクノロジーは、AI(人工知能)のエンジン部分をライセンス提供しており、ユーザーから見えるアプリケーションUIのところまでは実装しておりません。そのため、世の中的にはまだ知名度は高くはありません。
提供するAI(人工知能)商品は、テキスト理解モジュール、対話モジュール、映像解析モジュール、予測モジュール、異常検知モジュールなど。様々な種類のAI(人工知能)エンジンを法人向けに提供しています。
[第2位] 流通・小売業界のAI(人工知能)先駆者ABEJA
AI(人工知能)人気企業ラインキング第2位の企業は、流通・小売でAI(人工知能)を活用したマーケティングサービスを展開しているABEJA。
例えば、国内では、ダイキン工業やトプコンなどから出資を受け、海外からもNVIDIAやGoogleといった超大手企業から出資を受けるなど、今後の発展が期待されているのでしょう。これまで流通・小売で培ったAI(人工知能)技術をベースに、製造業やインフラ業界への展開も進めているなど、その成長戦略にも注目が集まっています。
[第1位] 国内で最も成功しているAI(人工知能)ベンチャーPreferred Networks
そして、AI(人工知能)人気企業ランキング第一位の企業はPreferred Networks。
このような取り組みから、国内の若いAI(人工知能)エンジニアからも高い人気を得ているのです。
Preferred Networksは未上場のため売上規模などは公開されておりませんが、推定企業価値は2000億円以上とも言われており、今後ますます成長が期待される企業といえますよね。
今回は、AI(人工知能)事業をけん引する人気企業についてランキング形式で紹介しました。
設立から10年に満たないPreferred NetworksやABEJAといった企業が、AI(人工知能)技術を活用して事業化に成功し、国内外の大手企業から注目され多額の出資を受けていることは、驚きとともにAI(人工知能)の潜在能力の高さと今後の未来を期待させます。
また、DMPに代表されるように、今後はAI(人工知能)がスマホや車など身近なデバイスに次々と搭載されていく世の中になると予想されます。これまでサーバー上で動作していたAI(人工知能)が、身近なデバイスで動作することが当たり前になった時には、今回の人気企業ランキングにはない、もっとコンシューマー向けのAI(人工知能)を事業化するような企業も現れてくるかもしれません。
その頃には、今回説明したAI(人工知能)人気企業ランキングがどのように変わるのか楽しみですよね。
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